<sup>16</sup>OのE0遷移に対する<sup>12</sup>C+αクラスタリングの効果

MATSUNO H.; ITAGAKI N.; ICHIKAWA T.; ICHIKAWA T.; YOSHIDA Y.; KANADA-EN’YO Y.

文献

J-GLOBAL ID：201702285416826936 整理番号：17A1149130

¹⁶OのE0遷移に対する¹²C+αクラスタリングの効果

Effect of ¹²C + α clustering on the E0 transition in ¹⁶O

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著者 (6件)： , , , , ,
資料名：
巻： 2017 号： 6 ページ： WEB ONLY 発行年： 2017年06月
JST資料番号： U0548A ISSN： 2050-3911 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

¹⁶Oの0⁺状態のクラスタ構造とE0遷移を調べる。具体的には,¹²Cクラスタにおいて3αクラスタ成分とαクラスタの壊れた成分とが混合することがE0遷移に対して及ぼす効果を議論する。このために,αクラスタモデル空間とクラスタの壊れたモデル空間を含む微視的計算を実行する。得られた値を解析することにより,実際に¹⁶Oの0⁺₂および0⁺₃状態は各々,弱結合¹²C(0⁺)+αクラスタ状態と¹²C(2⁺)+αクラスタ状態であることを確認する。E0遷移を弱める機構として,主として二つの重要なものを見出す:(i)クラスタの壊れによって引き起こされた初期状態と終状態の間の固有スピン配位における違い,(ii)励起状態における平面4α配位の混合。E0演算子は初期(基底)状態を平面4α配位へ励起するのではなく,主に三角錐配位4αへ励起することを示す。従って,0⁺₂状態における平面4α配位の混合は,この状態へのE0遷移行列要素を有意に縮小させる。E0遷移は,クラスタ状態によって強められるが,終状態の詳細な構造に起源をもつ様々な機構の影響を受けると結論する。(翻訳著者抄録)

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原子核模型

引用文献 (33件)：

T. Kawabata et al., Phys. Lett. B 646, 6 (2007).
T.Yamada andY. Funaki, Phys. Rev. C 92, 034326 (2015).
Y. Sasamoto et al., Mod. Phys. Lett. A 21, 2393 (2006).
T.Yoshida, N. Itagaki, and T. Otsuka, Phys. Rev. C 79, 034308 (2009).
T. Ichikawa, N. Itagaki, T. Kawabata, Tz. Kokalova, andW. von Oertzen, Phys. Rev. C 83, 061301(R) (2011).

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16OのE0遷移に対する12C+αクラスタリングの効果

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