抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イオン性ふっ素樹脂(Nafion)と非イオン性フッ素重合体(ポリ(フッ化ビニリデン-co-フルオリド-co-ヘキサフルオロプロピレン)[PVdF(HFP)])ゲルに基づくアクチュエータの電気化学的および電気機械的性質を単層カーボンナノチューブ(SWCNT)-イオン液体(IL)ゲル電極を用いて作製した非イオンフッ素化重合体(PVdF(HFP))に基づくアクチュエータのそれと比較した。Nafion PVdF(HFP)-ILゲル電解質のイオン伝導度はPVdF(HFP)-ILゲル電解質のそれよりも低かった。Nafion SO_3~ アニオンとイミダゾリウムカチオン間ではなくPVdF(HFP)とイミダゾリウムカチオン間に存在するイオン錯体と仮定した。Nafion PVdF(HFP)-ILゲルハイブリッドアクチュエータ機構はイオン性高分子-金属複合材料アクチュエータの,IL分子は,ILカチオンとアニオンをもつ移動を類似していた。1:3およびビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドを含むILのPVdF(HFP):Nafion比を有するNafion PVdF(HFP)-SWCNTアクチュエータの最大歪および最大発生応力はPVdF(HFP)-SWCNT ILアクチュエータのための対応する値よりも,それぞれ,約1.6及び1.5倍高かった。これらの結果は,イオン性および非イオン性フッ素重合体ベースアクチュエータは非イオン性フルオロカーボン系アクチュエータより優れているとは実際的な応用に非常に適していることを示した。添加では,イオン性および非イオン性フッ素化重合体SWCNT ILアクチュエータの変位応答の周波数依存性は,電気化学的反応速度モデルを用いてシミュレートすることに成功した。結果は,低周波数限界における歪,関与する電気機械的メカニズムに関連していた,と応答の時定数,一連のイオン抵抗および二重層静電容量を持つ等価回路によって表現され,電子とイオン抵抗と二重層キャパシタンスに代表される非イオン性フッ素化重合体SWCNT ILアクチュエータとは対照的であったが得られた。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】