抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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費用便益分析は道路整備事業の意思決定等に広く使われている。しかしどの様な判断基準なのか,根拠は何か等に関し十分理解されておらず,色々な疑問を呈されることも多い。そこで本文は費用便益分析について,その主要論点である,1)当該事業で受ける便益の,異なる人々の間における仮説的補償原理,2)道路事業では,時間短縮・走行費用削減・交通事故の減少の3便益を考えるが,それ以外の便益も考え得る中,これらの便益の集計としての支払い意思額計測の可能性について論じた。そして,種々の議論はあるが,社会的効率化の指標,相対評価としての有用性があることを述べた。さらに,上述の3便益以外の便益を考慮しようという試みについて,日本,英国,ドイツの例を紹介した。