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J-GLOBAL ID:201702285558411660   整理番号:17A0563444

食料農業植物遺伝資源条約における遵守制度と紛争処理制度に関する一考察

著者 (1件):
資料名:
号: 12  ページ: 171-175  発行年: 2017年03月27日 
JST資料番号: L7999A  ISSN: 1880-7143  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,遺伝資源の保全が重要となっており,遺伝資源の取得とその利益配分が問題となっている。ここでは,“食料農業植物遺伝資源条約(ITPGR)”を取り上げ,条約遵守制度および紛争処理制度について考察した。1989年国連食糧農業機関(FAO)は,遺伝資源が人類の共有遺産であり,保存および利用のために入手可能であると決議した。また,自由な取得は無償ではないことも示した。遺伝資源を利用して商業的利益を得た者は,FAOが設置する信託基金に利益の一部を支払うことが義務化されている。ITPGRの遵守制度は国家に対して求められており,内容は支援と助言が中心であり,制裁措置はない。紛争が生じた場合は,まず交渉での解決に努め,解決できなかった場合は,第三者による斡旋を共同して要請できる。斡旋でも解決しない場合は,仲裁または国際司法裁判所へ付託して解決する。食料農業のための植物遺伝資源(PGRFA)の提供者および受領者間の解決が滞る場合も,第三者受益者(FAO)が紛争解決に関わることで,契約履行が確保されると考えられる。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
農林水産一般  ,  食品一般 
引用文献 (12件):
  • FAO (2017), ′′Future Work of the Compliance Committee′′, IT/GB7/CC-2/17/4.
  • FAO (2016), ′′Enhancing the Functioning of the Multilateral System: Elaboration of the Revised SMTA′′, IT/OWG-EFMLS-5/16/4.
  • FAO (2016), ′′Report of Fifth Meeting of the Ad Hoc Open-Ended Working Group to Enhance the Functioning of the Multilateral System′′, IT/OWG-EFMLS-5/16/Report.
  • FAO (2016), ′′Second Draft Revised Standard Material Transfer Agreement Co-Chairs' Proposal′′, IT/OWG-EFMLS-5/16/3.
  • FAO (2016), ′′Report from the Friends of the Co-Chairs Group on Access Mechanisms and Payment Rates′′, IT/OWG-EFMLS-5/16/Inf.5.
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