文献
J-GLOBAL ID:201702285559465039   整理番号:17A0562057

アメリカ合衆国の粒子状物質に対する2000年~2050年の気候変動の影響:新しい統計モデルによる結果

Influence of 2000-2050 climate change on particulate matter in the United States: results from a new statistical model
著者 (3件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 4355-4367 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: U7039A  ISSN: 1680-7316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
アメリカ合衆国本土の微細粒子状物質(PM2.5)大気質に対する2000年~2050年の気候変動の影響を調べるために統計モデルを用いた。IPCC結合モデル相互比較フェーズ5(CMIP5)アーカイブにPM2.5と気象の観測された関係を適用することで,化学-気候モデルに固有の不確実性の一部を回避した。著者等のアプローチは,PM2.5と局所気象の関係と周辺地域でのPM2.5と気象変数の気象変数の空間相関の特異値分解(SVD)パターンとして定義された総観循環パターンの両方を用いた。RCP4.5シナリオでの19の全球気候モデルアンサンブル(GCMs)を用い,現在の人為的発生源を前提に,2050年代までに年平均PM2.5の米国東部での0.4~1.4μg m-3の増加と山間西部での0.3~1.2μg m-3の減少を予測した。平均の夏のPM2.5は,速い酸化速度と生物起源放出からの大きな有機エアロゾル質量のため,米国東部で最大2~3μg m-3増加した。平均の冬のPM2.5は,恐らく硝酸アンモニウムの揮発により,合衆国の大部分の地域で0.3~3μg m-3減少した。著者等のアプローチは,様々なモデルとシナリオでの大気質に対する気候の悪影響を計算する効率的な方法をもたらした。現在の大気化学モデルが,夏の米国東部で気温に対する月平均PM2.5の強い正の感度を過小評価ないしは捉えられない可能性があり,温暖化した気候でのPM2.5の将来の変化を過小評価する可能性を見出した。GEOS-Chemでは,夏の東部での月平均PM2.5-気温関係の過小評価は,衛星観測で示唆された弱い感度(±0.01K-1)と比べ,同化気象での気温(~-0.04K-1)に対する月平均低層雲量の非常に大きな負の感度により恐らく生じた。気温に対する低層雲カ量の大きな負依存性は,気温上昇に伴う硫酸塩水相酸化のモデル速度を急速に低下させ,特に南部で硫酸塩-気温勾配の過小評価に通じた。著者等の研究は,将来の大気質の予測に用いる前に,複数の時間スケールでの気候-化学モデルにおける重要な支配的気象変数に対するPM2.5の感度を評価することの重要性を明らかにした。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
粒状物調査測定  ,  対流圏・成層圏の地球化学 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る