抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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標題連載論文の第21回(2017年4月号)ではネットワーク・パケットを保存するための次世代PcapNGフォーマットで可能となった機能の1つとして,コメントの付加について紹介した。本論文では,PcapNGフォーマットにおける複数のインタフェイスを1つのファイルにまとめる機能について解説した。まず,PcapNGではキャプチャ・データを保持するためにSHB(Section Header Block),IDB(Interface Description Block),EPB(Enhanced Packet Block)といったブロック単位の構成をとり,IDBを複数配置することで複数のインタフェイス情報を管理できることを説明した。また,複数のインタフェイスを識別するために必要となるインタフェイス名はIDBオプション領域に格納できるので,前記オプション領域の構造を示した。次に,標題連載論文で作成しているパケット・ライブラリにおけるPcapNGの出力処理に,インタフェイス情報を複数持つファイルへの対応と,インタフェイス名の格納への対応を追加した。さらに,それを利用して複数インタフェイスのキャプチャ結果を1ファイルに格納するパケット・キャプチャを作成し,そのキャプチャ結果を解析ソフトウェアWiresharkで確かめた。