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J-GLOBAL ID：201702285738570317   整理番号：17A0148398

アクティブスクリーンプラズマ浸炭によるγ系ステンレス鋼の拡張オーステナイト相形成に及ぼす処理条件の影響

著者 (4件)： 里見宣彦 (関東学院大学,パーカー熱処理工業(株)) ,  金山信幸 (サンティエ技研(株)) ,  渡邉陽一 (パーカー熱処理工業(株)) ,  高井治 (関東学院大学)
資料名： 熱処理  (Journal of the Japan Society for Heat Treatment)
巻： 56  号： 6  ページ： 352-360(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： G0963A  ISSN： 0288-0490  CODEN： NESHDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： オーステナイト系ステンレス鋼は,低温プラズマ浸炭を施すことにより,表面層に高硬さと耐食性とを兼ね備えた拡張オーステナイト相(S相)が形成されることが知られている。本研究では,高効率に安定したS相を形成させることを目的に,アクティブスクリーン法と直流低温プラズマ浸炭法を組み合わせた方法を用いて,SUS304およびSUS316鋼のS相形成に及ぼす処理温度ならびに処理ガス濃度の影響を調べた。得られたS相の厚さ,硬さ,格子定数および残留応力を測定すると共に,ボール・オン・ディスク試験を用いた耐摩耗性評価および塩水噴霧試験による耐食性の評価を行った。その結果,処理温度733 K,CH₄ガス濃度10.5mass%で処理すれば,耐食性ならびに耐摩耗性共に優れたS相を効率よく形成させられることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *イオン浸炭 ,  *オーステナイト系ステンレス鋼 ,  *オーステナイト ,  熱処理条件 ,  プラズマ ,  中間相 ,  押込硬さ ,  格子定数 ,  残留応力 ,  耐摩耗性 ,  塩水噴霧試験 ,  耐食性 ,  硬化層 ,  層厚 ,  アルカン
準シソーラス用語： 低温プラズマ ,  SUS304 ,  SUS316 ,  S相

著者キーワード (3件)： S phase ,  Active Screen Plasma Carburizing ,  Austenitic Stainless Steel

分類 (2件)： 表面硬化熱処理  (WC03030E) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

物質索引 (1件)： メタン

引用文献 (18件)：

• (1) Andreeva, A.G., and Gurvich, L.Ya.: Metal Science and Heat Treatment, 1, 4, p.39 (1959).
• (2) Zhang, Z.L., and Bell, T.: Surface Engineering, 1, 2, p.131 (1985).
• (3) Ichii, K., Fujimura, K., and Takase, T.: Technology Reports of Kansai University, 27, p.135 (1986).
• (4) Christiansen, T., and Somers, M.A.J.: Surface Engineering, 21, 5-6, p.445 (2005).
• (5) Sun, Y., Li, X., and Bell, T.: Surface Engineering, 15, 1, p.49 (1999).

タイトルに関連する用語 (6件)： スクリーン ,  プラズマ浸炭 ,  ステンレス鋼 ,  拡張 ,  オーステナイト相 ,  処理条件