抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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チャーム生成反応<span style=text-decoration:overline>p</span>p→<span style=text-decoration:overline>Λ</span><sup>-</sup><sub>c</sub>Σ<sup>+</sup><sub>c</sub>,<span style=text-decoration:overline>Σ</span><sub>c</sub>Σ<sub>c</sub>,<span style=text-decoration:overline>Ξ</span><sub>c</sub>Ξ<sub>c</sub>,<span style=text-decoration:overline>Ξ</span>’<sub>c</sub>Ξ’<sub>c</sub>,の断面積を,それぞれのしきい値近くで与えた。生成過程は,<span style=text-decoration:overline>p</span>p→<span style=text-decoration:overline>Λ</span>Λ,<span style=text-decoration:overline>Λ</span>Σ,<span style=text-decoration:overline>Σ</span>Σ,<span style=text-decoration:overline>Ξ</span>Ξに関する著者達のJuelichグループによる以前の研究と非常に類似した中間子交換描像の枠組みで行い,2つのセクターをSU(4)フレーバ対称性を介して結びつけることにより記述した。計算は,チャンネル結合の枠組みで行った。したがって,信頼できる予言のためには重要な役を果たす初期<span style=text-decoration:overline>p</span>p相互作用を厳密に取り入れることができた。種々の<span style=text-decoration:overline>Y</span><sub>c</sub>Y<sub>c</sub>チャンネルにおける相互作用とそれらのチャンネル間の遷移を含めた。これらの結果,断面積は,それぞれのしきい値より100MeV大きいエネルギーで,0.1~1μbのオーダーになることを示した。チャームバリオンがDおよびD<sup>*</sup>中間子の交換によって生成される中間子交換に相補的な,クォーク模型において導かれたチャーム生成ポテンシャルを不定性評価のために用いた。この描像の枠組みで予言される断面積はかなり小さくなることがわかった。
