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J-GLOBAL ID：201702285819250330   整理番号：17A0834988

「多死社会」を見据えて 多死社会化における過疎高齢者と地域社会-関係性の切断と回復の視点から

著者 (1件)： 高野和良 (九大 大学院)
資料名： 都市問題  (Journal of the Tokyo Institute of Municipal Research)
巻： 108  号： 7  ページ： 71-79  発行年： 2017年07月01日 
JST資料番号： S0255A  ISSN： 0387-3382  CODEN： TOMOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 過疎高齢者の生活は厳しいが,地域の人々にとっては社会参加活動が自身の暮らしを支えてきた。しかしながら世帯の極小化や身体状況の変化に伴い医療施設への移動などで地域における関係性が途絶えることが多くなっている。過疎地域における多死社会化への対応を,福祉と保健医療の連携によるサービスの提供体制の在り方として捉えるだけでなく,最後まで地域社会で暮らしていけるという安心感や次世代への継続が確信できるような支援が感じられることも重要と思われる。

シソーラス用語： *社会 ,  *過疎地区 ,  人間行動 ,  *人間関係 ,  *社会福祉 ,  公衆衛生 ,  作業 ,  地域医療
準シソーラス用語： *多死社会 ,  *過疎地域 ,  社会参加 ,  保健医療サービス ,  農作業 ,  地域包括ケア

分類 (1件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O)

引用文献 (11件)：

• 厚生労働省、2016、『平成27年(2015)人口動態統計 (確定数)の概況』(2017年5月31日閲覧 https://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_toGL08020103&listID=000001158057&requestSender=estat)。
• 小松理佐子、2016、「過疎地域における地域包括ケアシステム構築の可能性」『日本福祉大学社会福祉論集』134、31-47。
• 内閣府、2016、『平成28年版高齢社会白書』(2017年5月31日閲覧 http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/zenbun/28pdf_index.html)。
• 西村周三監修、国立社会保障・人口問題研究所編、2013、『地域包括ケアシステム-「住み慣れた地域で老いる」社会をめざして』慶應義塾大学出版会。
• 高野和良、1999、「過疎農山村社会における高齢者福祉-生活圏の拡大と社会福祉サービス」『年報村落社会研究』35、農山漁村文化協会、219-243。

タイトルに関連する用語 (6件)： 多死社会 ,  過疎 ,  高齢者 ,  地域社会 ,  回復 ,  視点