抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自動車などに代表される各種製造ラインでは,生産性が高く,製造品質の安定した自動化システムを容易に構築できることが求められている。また,近年はIoT(Internet of Things)関連の対応要求も高まっており,工場全体の最適化・見える化,生産現場と上位情報系システムとの情報連携など,グローバル市場での要望が多様化してきている。これら多様な市場要求に応えるため,三菱シーケンサ“MELSEC iQ-Rシリーズ”に対応した三菱数値制御装置(Computerized Numerical Control:CNC)“C80シリーズ”を開発した。C80シリーズは,各種FA機器群との連携によって,工場全体の最適化を図り,製造ラインシステムの付加価値向上とユーザーの開発・生産・保守全体にわたるTCO(Total Cost of Ownership)削減に貢献する。主な特長は次のとおりである。(1)生産性。“M800シリーズ”と同様に独自開発のCNC専用CPUを搭載して基本性能を大幅に向上させ,CNC CPUとシーケンサCPU間の高速データ通信と併せてサイクルタイム短縮を実現した。最大3台のCNC CPU(21系統48軸)構成によって,複雑な機械の制御も可能になった。(2)操作性。M800シリーズの標準画面と同等の画面表示に刷新し,タッチパネルによる直感的な操作感を実現した。(3)安全性。安全規格対応を大幅に強化し,各種安全機能を搭載した。(著者抄録)