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J-GLOBAL ID:201702285913779850   整理番号:17A0923207

母性効果ではなく,遺伝子および社会的伝達は,野生のニホンザル(Macaca fuscata)の新規対象試験および新規食餌試験への応答に影響する

Genes, social transmission, but not maternal effects influence response of wild Japanese macaques (Macaca fuscata) to novel-object and novel-food tests
著者 (6件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 103-113  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: X0725A  ISSN: 0032-8332  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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長期期間にわたる母親の血統データ,DNAの塩基配列のマイクロサテライト解析,行動試験を用いて,著者らは,野生のニホンザル(Macaca fuscata)の個体差が相加的な遺伝的効果,母体の影響,または特定の社会的集団に従うかどうかを調べた。新規対象試験によって誘発された行動は,新規対象(Ob-PC1)に関する注意に関連する要素によって定義され,新規食餌試験によって誘発された行動は,完了反応(Fo-PC1)と新規食餌に関する注意(Fo-PC2)に関する相関成分によって定義される。Ob-PC1の再現性は控えめであり,有意ではなかった。Fo-PC1およびFo-PC2の再現性は中程度で有意であった。線形混合効果モデルは,性別,年齢,性別×年齢,プロビジョニング,試行数,日付,時刻,季節,およびサル間の最短距離は性格に関係しないことを見出した。2歳以上経過したメスの線形混合効果モデルは,高い順位が新規対象の周りのより大きな注意に関連していることを見出した。性別,年齢,グループ間のメンバー関係,母親の親族関係,または関連性が2分染色体の性格類似性に独立した影響を有するかどうかを判定するために,線形モデルを使用した。これらの分析は,同じグループに住んでいたニホンザルのペアが新規対象に関する注意であまり類似していないことを発見し,より密接に関連したニホンザルのペアは,新しい餌を食べる傾向がより似ていて,同じグループのニホンザルのペアは,彼らが新規の餌に関してどれほど慎重であるかということに関して似ていた。これらの結果は,この野生のサルの個体群における人格は,順位,遺伝的影響,およびグループ効果によって引き起こされたことを示唆し,後者はおそらく環境中の異なる生態的地位を利用する必要性を含む可能性がある。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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個生態学 
引用文献 (61件):
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