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J-GLOBAL ID：201702286041750486   整理番号：17A0625498

塩化ホスホニウムを組み合わせるイミダゾリウム系イオン性液体によるPtおよびPdの抽出および分離

Extraction and Separation of Pt and Pd by an Imidazolium-Based Ionic Liquid Combined with Phosphonium Chloride

著者 (4件)： KUBOTA Fukiko (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  SHIGYO Eiko (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  YOSHIDA Wataru (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN) ,  GOTO Masahiro (Kyushu Univ., Fukuoka, JPN)
資料名： Solvent Extraction Research and Development, Japan  (Solvent Extraction Research and Development, Japan)
巻： 24  ページ： 97-104  発行年： 2017年05月01日 
JST資料番号： L3207A  ISSN： 1341-7215  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 塩酸溶液からのPt(IV)およびPd(II)の抽出および分離を,非希釈イオン性液体,即ち,1-メチル-3-オクチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド([C₈mim][Tf₂N])およびトリヘキシルテトラデシルホスホニウムクロリド([P_6,6,6,14][Cl])の混合物を用い検討した。イミダゾリウム系[C₈mim][Tf₂N]は,Pt(VI)に対して高い選択性を示したが,他方[P_6,6,6,14][Cl]は,Pt(IV)およびPd(II)の両方に対し高い抽出能を有していた。[P_6,6,6,14][Cl]の[C₈mim][Tf₂N]への添加によりPtの抽出効率が改善し,PtおよびPd間の分離係数も増大した。この改善は,Cl^-が存在することが[C₈mim][Tf₂N]抽出相においてTf₂N^-が存在するときよりも,より親水性であるためであった。金属の回収はHNO₃溶液で可能であり,このときイオン性液体抽出相の分解は全くなかった。イオン性液体混合物は,少なくとも5回の抽出サイクルで再使用可能であることが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *イオン液体 ,  *金属イオン ,  白金化合物 ,  *パラジウム化合物 ,  塩酸 ,  選択性 ,  *抽剤 ,  分離効率 ,  液液抽出
準シソーラス用語： 白金イオン ,  *パラジウムイオン

分類 (1件)： 抽出  (CC01040H)

物質索引 (3件)： 1-メチル-3-オクチルイミダゾリウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミンアニオン ,  テトラデシルトリヘキシルホスホニウム・クロリド ,  テトラデシルトリヘキシルホスホニウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)アミンアニオン

タイトルに関連する用語 (5件)： ホスホニウム ,  イミダゾリウム ,  イオン性液体 ,  Pt ,  Pd