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J-GLOBAL ID：201702286102129103   整理番号：17A0503246

ドイツトウヒ内樹皮の抽出液を用いた木材保護剤への利用 その1)機械パルプ手すき紙への試み

著者 (3件)： 中山榮子 (昭和女大) ,  JYSKE Tuula (Natural Resources Inst., FIN) ,  KORPINEN Risto (Natural Resources Inst., FIN)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 67th  ページ： ROMBUNNO.G18-P1-07  発行年： 2017年02月27日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本の製材所廃棄物(木質副産物)の約25%を占める樹皮の利用は進んでいるとはいえない。そこで,廃棄される樹皮から簡単な操作で効果的な木材保護剤を得るのをこの研究の最終目標とする。ドイツトウヒの内樹皮から得た木粉をエタノール・100°Cで抽出した。機械パルプ手すき紙には重量比で約30%の抽出液を含浸させた。含浸試料と未処理試料に紫外線を0~296時間照射したところ,前者のほうが,照射時間が長くなるにつれてより濃色化し,色差変化でも確認された。同様の傾向は抽出液そのものに紫外線を照射しても得られた。また,紫外線照射によって接触角は大きくなり,親水性の低下が疑われる。なお未処理試料では水滴は1~2秒で消失した。本実験では内樹皮抽出液をそのまま用いたが,木材保護剤への可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *樹皮 ,  産業廃棄物 ,  *保護剤 ,  木材 ,  Picea abies ,  木粉 ,  溶媒抽出 ,  手抄紙 ,  抽出液 ,  含浸 ,  紫外線照射 ,  親水性
準シソーラス用語： エタノール抽出 ,  ドイツトウヒ ,  内樹皮 ,  *木材保護剤

分類 (1件)： 木材化学  (FF05040V)

タイトルに関連する用語 (9件)： ドイツ ,  トウヒ ,  内樹皮 ,  抽出液 ,  木材 ,  保護剤 ,  機械パルプ ,  手すき紙 ,  試み