抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現代の成熟した旅行市場において,同じ旅行先を繰り返し訪れるリピーターは,観光地や観光関連産業にとって重要なセグメントとなっている。本稿では,このような旅行先へのリピーター,なかでも,特定の旅行先に対する関与度が極めて高く,当地を繰り返し訪れるヘビーリピーターに着目し,彼らの態度形成プロセスについて関与概念を用い検討した。分析の対象としてハワイへの日本人ヘビーリピーターをとりあげ,彼らを対象としたデプスインタビューを行った。分析の結果,特定の旅行先への関与を規定する要因として,その旅行先での情緒的体験があること,また機能的要因,情緒的要因,変化・補償要因といった状況要因がすべてそろうことでリピート訪問行動が一層促進され,態度が強化されることが示された。(著者抄録)