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J-GLOBAL ID：201702286714397157   整理番号：17A1421218

感受性および多重除草剤耐性Avena fatuaL.におけるグルタチオン関連蛋白質のプロテオミクスおよび生化学的分析【Powered by NICT】

Proteomic and biochemical assays of glutathione-related proteins in susceptible and multiple herbicide resistant Avena fatua L.

著者 (5件)： Burns Erin E. (Department of Plant Sciences & Plant Pathology, PO Box 173150, Montana State University, Bozeman, MT 59717, United States) ,  Keith Barbara K. (Department of Plant Sciences & Plant Pathology, PO Box 173150, Montana State University, Bozeman, MT 59717, United States) ,  Refai Mohammed Y. (Department of Chemistry & Biochemistry Research, PO Box 173400, Montana State University, Bozeman, MT 59717, United States) ,  Bothner Brian (Department of Chemistry & Biochemistry Research, PO Box 173400, Montana State University, Bozeman, MT 59717, United States) ,  Dyer William E. (Department of Plant Sciences & Plant Pathology, PO Box 173150, Montana State University, Bozeman, MT 59717, United States)
資料名： Pesticide Biochemistry and Physiology  (Pesticide Biochemistry and Physiology)
巻： 140  ページ： 69-78  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0793A  ISSN： 0048-3575  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 広範囲除草剤使用は,実質的な収量損失を引き起こし,生産コストを増加させることを抵抗性雑草個体群の進化をもたらした。本研究で用いた多重除草剤耐性(MHR)Avena fatuaL.個体群は全ての選択的除草剤ファミリーのメンバーに耐性であり,作用の五モード,米国小穀粒生産におけるA.fatua制御に利用できると,有意な農学的および経済的脅威をもたらしている。ALSとACCアーゼ阻害剤に対する耐性は標的部位変異により付与された,非標的部位抵抗性機構が関与していることを示唆しなかった。MHR表現型におけるグルタチオン関連酵素の関与の可能性を調べるために,著者らは,除草剤感受性(HS1とHS2)とMHR(MHR3とMHR4)A.fatua植物におけるそれらの構成的活性を比較するためのプロテオミクス的,生化学的および免疫学的方法の組み合わせを使用した。プロテオーム解析はHS植物と比較してMHRにおいて高レベルで三タウと1φグルタチオンS-トランスフェラーゼ(GST)を同定したが,イムノアッセイは,ラムダ,φ,およびタウGSTレベルの上昇を明らかにした。1-クロロ-2,4-ジニトロベンゼンに対するGST比活性はHS1植物よりMHR4における1.2倍高く,HS1とHS2植物よりMHR3における1.3と1.2倍高かった。しかし,フェノキサプロップPエチルおよびイマザメタベンズメチルに対するGST比活性は,未処理MHRとHS植物間で異ならなかった。デヒドロアスコルビン酸レダクターゼ比活性はHS植物よりMHRの1.4倍高かった。GST阻害剤NBD-Clによる前処理は,フェノキサプロップPエチル応用MHR感度に影響しなかったが,除草剤薬害軽減剤とGST誘導mefenpyrはMHR4ではなくMHR3植物に対するフェノキサプロップPエチルの低用量の有効性を減少させた。メフェンピル処理はまたMHR3またはMHR4植物チエンカルバゾン-メチルまたはメトスルフロンメチルの有効性を部分的に低下させた。全体として,ここで述べたGSTはMHR A.fatuaにおけるフェノキサプロップ-P-エチルまたはイマザメタベンズメチル代謝速度の増加に直接関係していない。代わりに,MHR植物で構成的に上昇したGST蛋白質と関連酵素は,より大きく,より大域的な一連の非生物的ストレス関連変化の代表であることを提案した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 前処理 ,  変異 ,  *生化学的分析 ,  個体群 ,  グルタチオントランスフェラーゼ ,  *除草剤 ,  *感受性 ,  *生化学 ,  *タンパク質 ,  表現型 ,  *プロテオミクス ,  芳香族カルボン酸 ,  ラクタム ,  カルボン酸エステル
準シソーラス用語： 酵素比活性 ,  阻害剤 ,  *除草剤耐性 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 非生物的ストレス ,  生化学的 ,  グルタチオン ,  多重除草剤耐性 ,  非標的部位抵抗 ,  プロテオーム

分類 (2件)： 害虫に対する農薬  (FB06020U) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U)

物質索引 (1件)： イマザメタベンズメチル

タイトルに関連する用語 (8件)： 感受性 ,  多重 ,  除草剤耐性 ,  Avena ,  グルタチオン ,  蛋白質 ,  プロテオミクス ,  生化学的分析