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J-GLOBAL ID:201702286722213142   整理番号:17A0040516

酸化染毛剤によるヒト毛髪由来ケラチンフィルムの染色と退色

著者 (4件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 96-103(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U0723A  ISSN: 2189-7654  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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透明型ケラチンフィルムを中心として,1)酸化染毛剤(ダークブラウン染色)による染色の諸性質,2)染色処理がもたらすダメージ分子の形成,3)染色フィルムからの色落ちを引き起こす要因である水と光照射の影響を調べたので報告した。透明型ケラチンフィルムはダークブラウンなどの酸化染毛剤による染色において十分に染色され,透過光を使用した分光光度計などにも対応でき,その優位性が示された。ダメージ分子として知られているシステイン酸の生成において,透明型ケラチンフィルムは毛髪試料よりも高感度に分析することができ,ダメージレスな染毛剤の開発への利用が示された。水による退色への影響は吸光度変化から,光による退色への影響はスペクトルパターンの変化から分析,検出でき,髪に優しいシャンプー類の開発等への利用が考えられた。低アレルギー性の化合物や天然染料などの使用や色落ちしない染毛剤/料や施術の開発が急がれており,これらの問題を解決する手段となることが期待できた。
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分類 (2件):
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関連産業  ,  材料学 
物質索引 (1件):
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引用文献 (20件):
  • [1] C. R. Robbins, “Chemical and physical behavior of human hair” 4th ed., Springer-Verlag, New York, p. 311 (2002).
  • [2] H. Yasunaga, Sen'i Gakkaishi, 60, 26 (2004).
  • [3] O. J. X. Morel and R. M. Christie, Chem. Rev., 111, 2537 (2011).
  • [4] D. Bendejacq, <i>Cosmetics & Toiletries</i>, <b>128</b>, 414 (2013).
  • [5] T. Fujii, J. Biol. Macromol., 12, 3 (2012).
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