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J-GLOBAL ID：201702286739301079   整理番号：17A0545849

深共晶溶媒を用いるチタン酸バリウムの合成

Synthesis Barium Titanate Using Deep Eutectic Solvents

著者 (4件)： BOSTON Rebecca (Univ. Sheffield, Sheffield, GBR) ,  FOELLER Philip Y. (Univ. Sheffield, Sheffield, GBR) ,  SINCLAIR Derek C. (Univ. Sheffield, Sheffield, GBR) ,  REANEY Ian M. (Univ. Sheffield, Sheffield, GBR)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 56  号： 1  ページ： 542-547  発行年： 2017年01月02日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 強誘電性のチタン酸バリウムBaTiO₃はペロブスカイト結晶構造をもち,詳しく研究されているエレクトロセラミックスの一つである。その合成には,通常,高価なイオン液体が使用されているが,低コストで簡便な合成法が望まれている。本研究では,塩化コリンとマロン酸との深共晶溶媒(DES,deep eutectic solvent)を用いてチタン酸バリウムを生産する新規で迅速な合成経路について報告する。本法により合成されたDESセラミックスは通常の固体状態のチタン酸バリウムと非常によく似た性質を示す。Tcの僅かな低下が見られるが,その原因については現在検討中である。本DES法よって従来法に比べてより均一な製品が得られ,かつ短時間,低エネルギーコストで得られる。また,本法は,広い範囲の先端的なセラミックス,特に,高温キャパシターとして知られている多成分系固溶体x(BiZn_1/2Ti_1/2O₃)・(1-x)(BaTiO₃)などの合成にも適用できる。

シソーラス用語： 溶媒 ,  *チタン酸バリウム ,  *溶媒効果 ,  化学合成 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族アルコール ,  第四アンモニウム ,  アミノアルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸
準シソーラス用語： 深共晶溶媒

分類 (1件)： 塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

物質索引 (2件)： 塩化コリン ,  マロン酸

タイトルに関連する用語 (2件)： 深共晶溶媒 ,  チタン酸バリウム