抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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背景と目的:医学研究審議会呼吸困難スコア(MRCDS)は呼吸困難,慢性間質性肺疾患(ILD)患者の主訴を評価する簡単な,客観的尺度である。MRCDSは慢性ILD患者の転帰の予測因子であるかどうかを検討しようと考えた。【方法】百十五患者(50特発性肺線維症(IPF)と65非IPF ILD)を検討した。ベースライン(診断時)MRCDSと3 6-月変化を考慮した。エンドポイントは,(i)18か月の臨床的進行をどちらか:≧10%努力肺活量の絶対低減(FVC)%は予測されたように定義した;≧50mは6分間歩行距離の減少入院は呼吸器系原因について肺移植(LTx)評価または死亡と(ii)18か月生存。【結果】観察期間の終わりに,54人の被験者(47%)は臨床的進行を経験した(死亡22例と3LTxを含む)。IPF患者では,MRCDSにおける縦増加は臨床的進行を有意に予測(曲線下面積(AUC)=0.76,感度=62%,特異性=91%);ベースラインMRCDSは死亡率(AUC=0.80,感度=87%,特異性=57%)の強い予測因子であった。非IPF ILD患者において,ベースライン値ではなく,MRCDSの長期的な増加した臨床的進行(AUC=0.81,感度=85%,特異性=77%)及び死亡率(AUC=0.76,感度=91%,特異性=61%)の両方の予測。全集団を考慮すると,MRCDS増加とFVCの低下が死亡率の独立予測因子であった。MRCDSの【結論】縦断的増加は慢性ILDの転帰不良を予測し,良好な精度であった。ベースラインMRCDSはIPFにおいて死亡率の強力な予測因子である。MRCDSは慢性ILDの臨床経過の地球的評価に含めるべきである。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】