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J-GLOBAL ID:201702286847474581   整理番号:17A1714535

エピジェネティック薬トリコスタチンAは脊髄へのT細胞のT細胞寛容誘導と障害流入を介して実験的自己免疫性脳脊髄炎を改善する【Powered by NICT】

The epigenetic drug Trichostatin A ameliorates experimental autoimmune encephalomyelitis via T cell tolerance induction and impaired influx of T cells into the spinal cord
著者 (6件):
資料名:
巻: 108  ページ: 1-12  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1774A  ISSN: 0969-9961  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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多発性硬化症は中枢神経系のT細胞媒介性慢性脱髄疾患である。現在利用可能な治療は,再発を低下させるが,それらは多発性硬化症に対する長期保護を確実にするミエリン抗原特異的Tリンパ球の寛容化を促進しなかった。ここで著者らは,ヒストンデアセチラーゼ阻害剤,トリコスタチンAによるNODマウスの処理はミエリンペプチド誘導した実験的自己免疫性脳脊髄炎,多発性硬化症のマウスモデルに対するロバストな保護を与えることを示した。ヒストン高アセチル化を伴い,脊髄における炎症および軸索損傷を減少させた。薬物療法は免疫ミエリンペプチドを認識するCD4~+T細胞におけるCD4~+メモリーT細胞及び誘導耐性の発生を減少させた。初期免疫期間中に,GM-CSF+IFN-γ,GM-CSF+IL-17Aを産生CD4~+T細胞だけでなく,IL-17A+IFN-γ(二重生産者)の両方を発現する細胞は,二次リンパ器官とそれに続くIFN-γとGM-CSFを産生する細胞の出現で検出された。一方,IFN-γ産生Th1細胞は脊髄に続くIL-17AとGM-CSFを産生する細胞で現れた。トリコスタチンAによる治療は末梢および脊髄の両方で種々のリンホカインを分泌する全てのT細胞の頻度を実質的に減少させた。これらのデータは,ヒストン過剰アセチル化により誘導される後成的修飾は神経損傷と臨床転帰の改善の脊髄および緩和へのT細胞の移動を低下させる胸腺外におけるT細胞トレランス獲得を促進することを示す。これらの結果は,ゲノムの後成的調節は同様に現在使用されている疾患修飾療法に関連する重篤な副作用を発揮せずに脳炎誘発性Tリンパ球の機能を無効にして,多発性硬化症患者に利益を提供する可能性があることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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神経の基礎医学  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般 
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