抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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1991年のM.Weiser氏によるUbiquitous Computingの発表から25年,Pervasive Computing,Ambient Intelligenceと名前を変えて語られてきた概念が,近年,IoT(Internet of Things)として大きな注目を浴びている。元々のUbiquitous Computingはコンピュータが環境に溶け込むというユーザインタフェースの立場からの提案であったが,全ての物にコンピュータが埋め込まれる,つまり,コンピュータが遍在するという概念として捉えられてきた。この概念にセンサネットワークの要素を取り込んだのがIoTである。IoTシステムは製造業や農業等の産業分野,交通やエネルギー等の社会分野,健康管理や安全管理等の家庭分野など,あらゆる分野への適用の可能性をもっている。また,国家レベルや企業レベルでの標準化活動,コンソーシアム活動が活発に行われている。しかし,無線デバイス分野からアプリケーション分野まで関連技術が多岐にわたっており,その全貌を掴むのは容易ではない。本論文では,IoT関連技術を整理するとともに実用化に向けた取り組み,更なる発展のためのIoTインフラ構築の動きについて述べる。(著者抄録)