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J-GLOBAL ID:201702287057239508   整理番号:17A0505767

痛み関連うつにおけるLateral Habenulaの役割

Role of the Lateral Habenula in Pain-Associated Depression
著者 (9件):
資料名:
巻: 2017  号: Feb  ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7035A  ISSN: 1662-5153  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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慢性的な痛みのある患者は,うつと不安症状を有意に高く発症する。しかしこれに関わるメカニズムは知られておらず,どのように慢性の痛みが気分を変化させ,さらには不安とうつの発症に至るかは不明である。縫線核のセロトニン作動系は痛みの処理とうつの病態発生の両方に関わる要素である。Lateral Habenula(LHb)は縫線核を制御するので,痛みに関連したうつの制御に関わっている可能性がある。本研究の目的は,この病態プロセスにおけるLHbの役割を調べることである。神経因性疼痛のモデルとしてラットの坐骨神経の狭窄傷害(CCI)を用い,気分の傷害に関係する可能性のある変化を調べた。術後28日に行動変化を決定するために強制水泳テスト(FST)とショ糖の好みテスト(SPT)を行った。LHbでのβカルモジュリン依存的タンパク質キナーゼII(βCaMLII)発現,LHbと背側縫線核(DRN)でのシトクロームcオキシダーゼ(COX),DRNでのセロトニン(5-HT)を計測した。その結果,LHb活動とβCaMLII発現の上昇,DRNでの神経活動の低下,CCIラットでの5-ヒドロキシインドール酢酸(5-HIAA)/5-HT比の減少を見出した。これらの効果はうつ様行動を伴っていた。LHbを障害すると痛みの閾値が上昇し,ラットのうつ様行動が改善した。これらの結果から,DRNでの5-HTニューロンに影響することで,LHbが痛み関連のうつに役割があることが示唆された。そのうえ,LHb-DRNパスウェイ活動の増加が痛みとうつの共通の神経メカニズムであることを示し,これが痛みとうつの共存を説明できる可能性を示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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神経の基礎医学 
物質索引 (1件):
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