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J-GLOBAL ID：201702287223511871   整理番号：17A0459633

ESI付加イオン予測法の開発

著者 (4件)： 杉村夏彦 (早稲田大 理工学術院) ,  五十嵐陽子 (早稲田大 理工学術院) ,  青山礼子 (早稲田大 理工学術院) ,  渋江俊道 (早稲田大 理工学術院)
資料名： 早稲田大学理工学術院技術部技報  (早稲田大学理工学術院統合事務・技術センター技術部技報)
号： 45  ページ： 28-31  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： L7760A  CODEN： GWDRAG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 早稲田大学物性計測センターラボにおいて,エレクトロスプレイオン化飛行時間型質量分析(ESI-TOFMS)により分析した611件の試料の中で質量スペクトル中に付加イオン[M+Na]⁺または[M+H]⁺が観察された試料は540あり,それぞれ89%及び17%であった。付加イオンの試料依存性の解明を目的に,試料分子の極性と分子量による二次元散布図を作成した。極性の指標にはトポロジー的極性表面積(tPSA)を用いた。散布図を解析した結果,ESI-TOFMSにおいては,組成中に酸素を含む化合物は[M+Na]⁺,酸素原子を含まず窒素原子を含む化合物は[M+H]⁺として検出されるという元素組成だけから導かれる単純な法則を見つけることに成功した。付加イオンの予測に有用であるが,選択性をもたらした機構の解明は今後の課題である。

シソーラス用語： *エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  エレクトロスプレイイオン化 ,  飛行時間法 ,  *表面構造 ,  化学組成 ,  極性 ,  分子量 ,  表面積
準シソーラス用語： *トポロジー表面状態

分類 (3件)： 質量分析  (CC03013N) ,  質量分析計  (BD02060M) ,  分子の性質一般  (BH05031D)

タイトルに関連する用語 (3件)： イオン ,  予測法 ,  開発