抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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第7回は,ミグ溶接の発展経過から,ミグ溶接の基礎事項について紹介した。ミグ溶接について,まず,その発展経過(技術史)について述べた。ミネソタ大学のウェバーは1925年に,ヘリウムをシールドガスに用いることによって,鉄の溶接金属部の特性が極めて改良されることを見出した。その後,電位傾度がヘリウムの1/2のアルゴンを用いた溶極式アーク溶接法が開発され,現在に至っている。次に,ミグ溶接の基礎時効について,1)アークを安定に保つ仕組み:アーク状態の選定は,ワイヤー溶融量=アーク発熱による溶融量+ワイヤー突出し部の抵抗発熱による溶融量の関係から,ワイヤー供給量と溶融量が等しくなるように,ダイヤル操作が必要である。また,定電圧特性に電源が持つアーク長の“電源の自己抑制作用”について述べた。2)溶滴移行形態:電極プラス極性のミグ溶接では比較的小さい電流域では短絡移行,中間的電流域ではドロップ移行,比較的大きな電流域ではスプレー移行となる。などを解説した。