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J-GLOBAL ID:201702287485722827   整理番号:17A0565960

ガンマ線分光用の超伝導転移端センサ

Superconducting Transition Edge Sensor for Gamma-Ray Spectroscopy
著者 (11件):
資料名:
巻: E100.C  号:ページ: 283-290(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0468A  ISSN: 1745-1353  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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超伝導転移端センサ(TES)は,重金属吸収材と組み合わせることにより,超高エネルギー分解能と高検出効率を備えており,ガンマ線(γ線)スペクトロスコピー法に利用される有望な微量熱量計である。これは,核種物質の非破壊検査に非常に有用である。γ線ピークの高い分解能により,高効率で安全にプルトニウム(Pu)やアクチニドなどの複数の核種を正確に識別することができる。この目的のために,筆者らは,錫吸収材と結合したTESを開発した。ここでは,超伝導Ir/Au二重層の温度計に錫吸収材を接続する金バンプポストを用いた新しいデバイス構造を提案した。金バンプポストの高い熱伝導率は,温度計とγ線吸収体の間の強い熱結合を実現し,大きなパルス高さと速い減衰時間の利点をもたらした。筆者らが開発したTESにより,59.5keVで84eVのFWHMの良好なエネルギー分解能を達成した。このTES装置を使用して,核物質測定を実証することにも成功した。Pu試料の測定において,239Puおよび240Puからの鋭いγ線ピークを検出し,核分裂生成物(FP)試料の蛍光FPに含まれる元素が放出するX線のピークも検出した。TESは,各蛍光X線の微細構造をKα1,Kβ2のように分解することができた。さらに,γ線の吸収効率が高いタンタル吸収体を組み合わせたTESも開発した。このデバイスが,662keVで465eVの最高エネルギー分解能を持つことを報告した。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (3件):
分類 (2件):
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超伝導材料  ,  素粒子・核物理実験計測用エレクトロニクス 
引用文献 (13件):
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