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J-GLOBAL ID:201702287540439403   整理番号:17A0802287

有質量ニュートリノの存在の下での1ループでの荷電レプトンの電気双極子モーメント

Electric dipole moments of charged leptons at one loop in the presence of massive neutrinos
著者 (5件):
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巻: 95  号:ページ: 055016.1-055016.14  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: D0748A  ISSN: 2470-0010  CODEN: PRVDAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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CP対称性の破れは,その大きさが小さいにも係わらず,標準模型(SM)で見つけられた非常に意味のある現象で,Cabibbo-Kobayashi-Maskawa(CKM)の複素位相に含まれる。SMを越える物理(BSM)でのCPの破れの他の原因の研究は,現在非常に活発に行われているトピックスである。素粒子の電気双極子モーメントの生成はそのようなものの1つで,それらの中で,電子の電気双極子モーメントは,疑いもなく最も厳しく制限されているものである。この論文では,軸性結合定数とベクトル結合定数とが異なる荷電カレントにおいて,ニュートリノが有質量でこれらのカレントがCPを破るならば,このカレントによって荷電レプトンの電気双極子モーメントに1ループの寄与が生じることを指摘した。この荷電カレントには,SM荷電レプトンlα,重い荷電ゲージボソンW′,重いDiracニュートリノNjが含まれる。ACMEコラボレーションによって与えられた電子電気双極子モーメントに対する最も厳しい制限を用い,0.5TeVから6TeVの間の重いニュートリノ質量に対して,W′質量が0.45TeV~7TeV内ならば,CPを破るために必要な軸性カレントとベクトルカレントの寄与の差を表わす項に対する上限は,約10-10~10-7内にあると評価した。この可能性を荷電レプトンの異常磁気モーメントで調べ,とりわけ,τレプトンに対して,同じ重いニュートリノとW′の質量範囲で,異常磁気モーメントへの同様な寄与の差を表わす項が約10-8~10-10となることを示した。一般の荷電カレントを用い,μ→eγに対する分岐比も計算し,重いニュートリノの質量の集合が準縮退していれば抑制されることを示した。非縮退ニュートリノ質量に対して,このフレーバを変える分岐比への寄与が現在の上限以下となる,ニュートリノおよびW′質量の領域が存在することを見つけた。このような領域は,W′ゲージボソンの質量が大きくなれば広がることも示した。
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分類 (2件):
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素粒子と場の理論一般  ,  電磁場と統一ゲージ場 
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