抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的;イソプロテレノール(ISO)によって誘発されたラット心筋損傷の酸化ストレスに及ぼすケルセチンの影響を評価した。方法;Wistarラットを実験群とし,対照群,ISO群(70mg/kg),ISO+濃度の異なるケルセチン介入群に分け,Na+-K+ATPアーゼを測定した。Ca2+-Mg2+ATPアーゼとMPOの活性,心筋の脂質過酸化レベル,心筋のグルタチオンレベル(GSH),SOD,CAT,GSH-Px活性を測定した。結果;対照群と比較して,ISO群におけるNa+-K+ATPアーゼ,Ca2+-Mg2+ATPアーゼ,心筋のグルタチオンレベル,SOD,CAT,GSH-Px活性は,有意に減少した(P<0.01)。しかし,MPOの活性と心筋の脂質過酸化物のレベルは,有意に増加した(P<0.01)。ISO群と比較して,3つの用量のケルセチンは,用量依存的に増加し,Na+-K+ATPアーゼ,Ca2+-Mg2+ATPアーゼ活性,GSHレベル,SOD,CAT,GSH-Px活性を増加させた(P<0.01)。また,用量依存的にMPO活性と心筋脂質過酸化レベルを低下させた(P<0.01)。結論;ケルセチンは心筋細胞の酸化損傷に対する作用があり、その作用機序はケルセチンの抗酸化活性と関係がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】