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J-GLOBAL ID：201702287546592049   整理番号：17A1965847

不確実性の下でのカルシウムルーピングの経済的可能性【Powered by NICT】

Economic feasibility of calcium looping under uncertainty

著者 (2件)： Hanak Dawid P. (Combustion and CCS Centre, Cranfield University, Bedford, Bedfordshire MK43 0AL, UK) ,  Manovic Vasilije (Combustion and CCS Centre, Cranfield University, Bedford, Bedfordshire MK43 0AL, UK)
資料名： Applied Energy  (Applied Energy)
巻： 208  ページ： 691-702  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0097A  ISSN： 0306-2619  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新たなカルシウムルーピングプロセスは溶媒洗浄,最も成熟したCO_2捕獲技術と見なされているに有望な代替法であることが示されている。石炭火力発電所への改造は成熟CO_2捕獲技術に関連したエネルギーと経済的ペナルティを低減する可能性を持っている。しかし,これらの結論はモデル入力における不確実性を考慮していないことを経済モデルの決定論的出力に基づいて行った。本研究では,石炭火力発電所にこのような新興CO_2捕獲技術のレトロフィットの経済分析への確率論的アプローチを組み込んでいる。確率論的解析は,電気(LCOE)および比総資本要求の平準化されたコストは,プロセスと経済モデルへの入力変数の不確実性によって大きく影響されたことを明らかにした。これらの重要な経済的性能指標の最も可能性のある値は75と115E/MW_elh,および2100と2300ユーロ/kWh_el,総,それぞれの間にあることが示された。興味深いことに,石炭火力発電所の最も可能性のあるLCOE値は50と150E/MW_elhの間にあるであろう。これはカルシウムルーピングレトロフィットシナリオは,経済的に有利な,主に炭素税に関連した衰えない石炭火力発電所によって生じる高い経済的ペナルティのためになり得ることを示した。重要なことに,確率的経済的評価の出力は,文献で報告されている決定論的結果とよく対応した。後者はプロセスと経済的モデルに関する仮定の異なるセットを用いて発生させたとして,経済的評価への確率的アプローチは,重要な経済的パラメータの推定にモデルの仮定の影響を最小にすることができる。,特に出力の確率を示すだけでなく,重要な経済性能に及ぼすそれらの影響に従ってモデル入力変数をランク付けすることにより,このような分析は,カルシウムルーピングプロセスのさらなる資金と開発に関するより多くの洞察に満ちた決定を可能にするであろう。最後に,経済的実現可能性評価における確率論的方法の使用は異なるカルシウムルーピング改造配置のより難解なそして信頼できる比較だけでなく,異なるベンチマークCO_2捕獲技術を可能にする。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 経済分析 ,  ペナルティ ,  石炭 ,  確率論 ,  経済モデル ,  ベンチマーク ,  シミュレーション ,  パラメータ推定 ,  等級づけ ,  捕獲 ,  *不確実性
準シソーラス用語： 経済性評価 ,  均等化発電原価 ,  石炭火力発電所 ,  *カルシウムルーピング , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 不確実性 ,  確率論的解析 ,  石炭火力発電プラント ,  プロセスモデル化とシミュレーション ,  技術-経済分析 ,  カルシウムルーピング

分類 (2件)： 火力発電  (NB03040D) ,  産業排ガス処理  (SC04040S)

タイトルに関連する用語 (4件)： 不確実性 ,  カルシウムルーピング ,  経済 ,  可能性