文献

J-GLOBAL ID：201702287582505888   整理番号：17A1703366

沈み込み帯における深部水循環の不均衡:前弧マントルの潜在的重要性【Powered by NICT】

An imbalance in the deep water cycle at subduction zones: The potential importance of the fore-arc mantle

著者 (2件)： Ribeiro Julia M. (Rice University, Earth Science Department, 77025 Houston, TX, USA) ,  Lee Cin-Ty A. (Rice University, Earth Science Department, 77025 Houston, TX, USA)
資料名： Earth and Planetary Science Letters  (Earth and Planetary Science Letters)
巻： 479  ページ： 298-309  発行年： 2017年 
JST資料番号： B0688A  ISSN： 0012-821X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スラブ脱水の深さは,沈み込むスラブの熱的状態によって制御されると考えられている低温スラブは弧フロント下の脱水と考えられている暖かいスラブは大部分が前弧下の脱水必要がある。冷沈み込み帯溶岩は,沈み込むスラブから放出された水に富む流体の,より広い範囲と相互作用したと予測され,従って高い含水量を示し,高温沈み込み帯溶岩と比較してスラブ流体指標(すなわち,高Ba/Th,H_2O/Ce,Rb/Thなど)における上昇するべきである。が,アーク溶岩はスラブの熱状態の如何に関係なく同じスラブ流体の特徴を示し,沈み込み帯における揮発性サイクルをより多くの複雑さを示唆した。,蛇紋岩化した前弧マントルは沈み込み帯における重要な流体貯留層であるか,床版を有する引きずらダウンにより弧マグマ生成に寄与できるかどうか調べた。簡単な物質収支と流体力学計算を用いて,ドラッグダウン前弧マントルは,火山弧下の放出された水outfluxesを説明するのに十分な水(溝で注入した全水の~7 78%)を提供することができることを示した。,弧マグマによって捕獲された水はスラブから直接導いた全てではない可能性があることを提案したが,重要な成分はドラッグダウン前弧蛇紋岩の脱水を介して間接的にスラブ由来かもしれない。普遍的ならば,前弧蛇紋岩脱水は島弧マグマの類似の地球化学的フィンガープリント(すなわち,スラブ流体指標)を説明するプロセスである可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 流体力学 ,  脱水 ,  含水量 ,  *マントル ,  マグマ ,  高温 ,  *円弧 ,  島弧 ,  *沈み込み帯 ,  物質収支 ,  溶岩 ,  蛇紋岩 ,  相互作用
準シソーラス用語： 貯留層 ,  *前弧 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 前弧マントル ,  沈み込み帯 ,  水循環 ,  流体力学 ,  物質収支計算 ,  引きずられるダウン蛇紋岩

分類 (2件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  火山地質学一般  (DE07070L)

タイトルに関連する用語 (7件)： 沈み込み帯 ,  深部 ,  水循環 ,  均衡 ,  前弧 ,  マントル ,  重要性