抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成29年産の北海道の酒造好適米(道産酒米)の作付面積は370haと過去最高となった。道産酒米の作付けは酒造会社の需要量を聞き取り,それに基づいて行われている。北海道産清酒(道産酒)の消費拡大キャンペーンである「酒チェン」運動により道産酒の取り扱い店舗が拡大し,それに伴い道内酒造会社の道産酒米の使用率が上昇している。また,道産酒米の道外における認知度も向上し,道産酒米は全国で50を超える酒造会社で使われるようになっている。道産酒米の販売拡大策として,道産酒米を使った酒への道産酒米をキーワードとするラベルの貼付推進や酒造会社との交流会,道産酒米を使った日本酒造りの教科書作成などを進めている。一方,生産者の高齢化や作付面積の減少が懸念されている。水田地域の活性化には,道産酒と地域の食材のセット販売などが考えられる。また,道産酒米の品質向上,品種特性の情報を酒造会社に提供していくことも必要である。