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J-GLOBAL ID:201702287855015551   整理番号:17A1717015

ドコサヘキサエン酸はラットにおける四塩化炭素誘発肝線維症を減弱する【Powered by NICT】

Docosahexaenoic acid attenuates carbon tetrachloride-induced hepatic fibrosis in rats
著者 (6件):
資料名:
巻: 53  ページ: 56-62  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0026B  ISSN: 1567-5769  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ドコサヘキサエン酸(DHA)およびエイコサペンタエン酸(EPA)を含む魚油は有益な健康効果,肝保護作用を発揮することが報告されている。しかし,DHA単独の影響は十分に研究されておらず,機構は完全には理解されていない。本研究では,四塩化炭素(CCl_4)誘発した肝線維症に対するDHAの保護効果を報告した。対照群と比較して,CCl_4群は,血清トランスアミナーゼ活性,線維症,炎症および酸化ストレスレベルにおける組織学的変化と上昇によって明らかな肝障害を示した。これら病態生理学的変化は,常用的なDHA補給によって減弱した。DHAの抗線維化効果は,肝臓組織におけるα-平滑筋アクチン(α SMA),フィブロネクチンおよびコラーゲンの遺伝子と蛋白質発現の減少を伴った。DHAはまた脂質過酸化(LPO)のCCl_4誘導上昇とグルタチオン(GSH)/酸化型GSH(GSSG)比の減少を減弱させた。CCl_4によりアップレギュレートされ炎症性サイトカイン腫瘍壊死因子(TNF)-α,インターフェロン(IFN)-γとインターロイキン(IL)- 6は,DHAによる改善された。mRNAと蛋白質レベルの両方で形質転換成長因子(TGF)-β(TβRI及びTβRII)および血小板由来成長因子(PDGF)β受容体(PDGF βR)ダウンレギュレーションのためのペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)-γアップレギュレーションとI型及びII型受容体はCCl_4群に比べてDHA処理で観察した。さらに,in vitro研究で,DHAは,HSC活性化を阻害し,上昇PPARγレベルと関連しているとSmad2/3及びERKのリン酸化レベル,TGFβとPDGF受容体の下流中間体である,それぞれを低減することを示した。まとめると,DHAの肝保護,抗炎症および抗線維化作用は多元的であるように見えた。さらに,常用的なDHA補給の抗線維化効果の機構の一つは,おそらくHSCsにおけるTGFβ/SmadおよびPDGF/ERK経路を阻止するPPARγシグナル伝達によるものであった。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  ,  免疫反応一般  ,  生物学的機能 
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