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J-GLOBAL ID:201702287878654603   整理番号:17A1418906

抗生物質はミト核蛋白質不均衡を誘導するが,すい臓β細胞における呼吸と栄養活性化を阻害できない【Powered by NICT】

Antibiotics induce mitonuclear protein imbalance but fail to inhibit respiration and nutrient activation in pancreatic β-cells
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巻: 357  号:ページ: 170-180  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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細菌リボソームを標的とするクロラムフェニコールといくつかの他の抗生物質はミトコンドリア蛋白質翻訳を阻害した。ミトコンドリア蛋白質合成の阻害はミト核蛋白質不均衡をもたらし,HeLa細胞とPC12細胞で確認されたように呼吸速度を低下させた。意外なことに,INS-1Eインシュリノーマ細胞及び初代ヒトランゲルハンス島における呼吸はクロラムフェニコールの存在下で変化しなかった。細菌蛋白質合成を妨害することが知られているチアムフェニコール,ストレプトマイシン,ゲンタマイシン,ドキシサイクリンを含む抗生物質の範囲を試験したとき呼吸の安静時呼吸速度とグルコース刺激加速は低下しなかった。しかし,クロラムフェニコールは効率的にINS-1E細胞におけるミトコンドリア蛋白質合成を減少させ,呼吸鎖ではなく核コード化されたATPシンターゼサブユニットATP5AのmtDNAコードCOX1サブユニットの発現を低下させた。本態性呼吸鎖サブユニットCOX1の顕著な減少にもかかわらず,正常な呼吸速度はINS-1E細胞で維持された。ATPシンターゼ依存性呼吸はクロラムフェニコール処理したINS-1E細胞で上昇した。これら所見と一致して,β細胞において代謝-分泌カップリングを反映したグルコース依存性カルシウムシグナル伝達は増強された。はミトコンドリアを標的とする抗生物質はインシュリン分泌細胞におけるミト核蛋白質不均衡を発生させることが可能と結論した。は他の細胞型と対照的に,代償機構は正常呼吸速度を維持し,驚くべきことにグルコース刺激後増強ATPシンターゼ依存性呼吸とカルシウムシグナル伝達をもたらすに十分に強いと仮定した。結果はインシュリン分泌細胞のしきい値以下のCOX1を低下のみ呼吸の測定可能な障害をもたらす可能性があることを示唆した。ミトコンドリア機能に注目すると,分析した細胞型の感度に依存して長期細胞培養のための翻訳を標的とする抗生物質を含む場合には注意が必要である,呼吸,ミト核蛋白質不均衡または下流シグナル伝達は変化するかもしれない。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  細胞構成体の機能 

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