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J-GLOBAL ID：201702287911701149   整理番号：17A1484696

慢性社会的不安定性ストレスを受けた雌マウスにおける減少した海馬IL-10発現,変化したモノアミン作動性活性と不安および抑うつ様行動【Powered by NICT】

Reduced hippocampal IL-10 expression, altered monoaminergic activity and anxiety and depressive-like behavior in female mice subjected to chronic social instability stress

著者 (6件)： Labaka Ainitze (Department of Basic Psychological Processes and Their Development, University of the Basque Country UPV/EHU, Avda. Tolosa 70, 20018 San Sebastian, Spain) ,  Gomez-Lazaro Eneritz (Department of Basic Psychological Processes and Their Development, University of the Basque Country UPV/EHU, Avda. Tolosa 70, 20018 San Sebastian, Spain) ,  Vegas Oscar (Department of Basic Psychological Processes and Their Development, University of the Basque Country UPV/EHU, Avda. Tolosa 70, 20018 San Sebastian, Spain) ,  Perez-Tejada Joana (Department of Basic Psychological Processes and Their Development, University of the Basque Country UPV/EHU, Avda. Tolosa 70, 20018 San Sebastian, Spain) ,  Arregi Amaia (Department of Basic Psychological Processes and Their Development, University of the Basque Country UPV/EHU, Avda. Tolosa 70, 20018 San Sebastian, Spain) ,  Garmendia Larraitz (Department of Basic Psychological Processes and Their Development, University of the Basque Country UPV/EHU, Avda. Tolosa 70, 20018 San Sebastian, Spain)
資料名： Behavioural Brain Research  (Behavioural Brain Research)
巻： 335  ページ： 8-18  発行年： 2017年 
JST資料番号： A1150A  ISSN： 0166-4328  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 証拠は社会的ストレスにより誘導される炎症性サイトカインの放出は情動障害に寄与することを示した。はこの応答を誘発するストレス応答とストレッサーの両方で知られている性差があった。これに関連して,ストレスの慢性社会的不安定性(CSI)げっ歯類モデルは雌の社会的性質に最も良く適合すると思われる。本研究は雌マウスの行動,海馬サイトカイン発現,トリプトファン代謝とモノアミン作動性活性に及ぼすCSIの影響を解析した。視床下部-下垂体-副腎(HPA)と視床下部-下垂体-性腺(H PG)軸の活性も測定した。結果はストレスを受けた被験者におけるショ糖消費の減少,快感消失行動の指標と強制水泳試験(FST)と素早い動き挙動,不安に関連付けられているにおける登上活性の増加を示した。減少しないインターロイキン-10(IL 10)発現は,ストレスを受けたマウスの海馬で見られたが,炎症性サイトカイン発現とトリプトファン(TRYP),キヌレニン(KYN)または3 ヒドロキシキヌレニン(3 HK)レベルの差が見られた。増加した海馬セロトニン作動性およびノルアドレナリン作動性活性はストレスを受けたマウスで観察された。高血しょうコルチコステロンと低い視床下部グルココルチコイド受容体(GR)発現レベルはCSI後HPA活性の増加を示した。差は血漿エストラジオール濃度または中枢エストロゲン受容体(ERαとERβ)発現レベルでは見られなかった。これらのデータは,CSIストレス誘発行動および生理学的変化は不安とうつ病性障害と関連したことを示した。追加研究が必要であるが,これらの結果は,雌マウスにおける社会的ストレスの生物行動効果における抗炎症性サイトカインの関与を示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *インターロイキン10 ,  脳下垂体 ,  *海馬 ,  グルココルチコイド受容体 ,  炎症性サイトカイン ,  副腎 ,  性差 ,  代謝 ,  齧歯類 ,  視床下部 ,  ステロイド ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  ジオール ,  ジケトン ,  第二アルコール ,  ヒドロキシケトン ,  窒素複素環化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物 ,  第一アミン ,  アミノ酸
準シソーラス用語： ストレス応答 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 慢性社会的ストレス ,  女性 ,  モノアミン ,  サイトカイン ,  IL-10 ,  ストレス関連障害

分類 (2件)： 神経の基礎医学  (GN01020W) ,  生薬の薬理の基礎研究  (GX06020J)

物質索引 (3件)： コルチコステロン ,  セロトニン ,  トリプトファン

タイトルに関連する用語 (12件)： 慢性 ,  社会 ,  不安定性 ,  ストレス ,  雌 ,  マウス ,  海馬 ,  IL-10 ,  発現 ,  モノアミン ,  活性 ,  うつ様行動