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J-GLOBAL ID:201702287962755997   整理番号:17A0255519

JIMTOF2016にみる最新鋭工作機械と加工技術〔工作機械編〕工程集約型歯車スカイビング加工機スカイビングギヤシェープセンタGMS450

著者 (1件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 38-39  発行年: 2017年03月01日 
JST資料番号: F0145A  ISSN: 0451-9396  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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(株)不二越はスカイビングギヤシェープセンタGMS450をJIMTOF2016に出展し,歯切りに穴あけとタップを組み合わせた歯車部品の複合加工と,研削が困難な焼入れ後の内歯車へのハードギヤスカイビング加工の実演を行った。本稿では本機の特長を紹介した。この複合加工機は直交3軸の門型構造を採用し,対向設置された工具主軸と工作物主軸の2つの主軸を持つ。ギヤスカイビング加工では,工具を工作物に対して角度を与える必要があることから,工具主軸は旋回軸上に設置した。これら2つの主軸は,同期精度を確保するための高出力ダイレクトドライブモータと高分解能のエンコーダを採用し,ギヤスカイビング加工で生じる加工負荷変動の影響を極小化する制御を用いて2軸間の同期誤差を抑えた。ハードギヤスカイビング加工では機内に設置した非接触センサによる内歯車の位相検出を行うことで,超硬スカイビングカッタと工作物の位相を一致させる。これにより歯車精度が旧JIS4級から0級に改善した。また垂直多関節ロボット「MC70」は,工作物の搬入出だけでなく,バリ取り作業や油圧走行モータの組立て等を行うことで,無人化ラインや工程集約の提案も行った。今後もロボットを融合させた生産性向上に寄与する複合加工機を提供していく予定である,とした。
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