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J-GLOBAL ID:201702288128927307   整理番号:17A1089915

Mycobacterium tuberculosis由来の組換抗原性蛋白質のグリコシル化:蛋白質エピトープのin silico予測と新規半合成糖複合体のex vivo生物学的評価

Glycosylation of Recombinant Antigenic Proteins from Mycobacterium tuberculosis: In Silico Prediction of Protein Epitopes and Ex Vivo Biological Evaluation of New Semi-Synthetic Glycoconjugates
著者 (15件):
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巻: 22  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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結核は依然として世界中で最も致命的な感染症の1つであり,リポアラビノマンナン(LAM)のような抗原性オリゴ糖と結核菌Mycobacterium tuberculosis(MTB)由来の抗原蛋白質とを組み合わせることで得られる複合抗原を用いることが効率的にワクチンを開発する新しい戦略として提案されている。本研究では,追加的7-アミノ酸タグを付加した2種の大腸菌産生組換えMTB蛋白質(組換えAg85BおよびTB10.4)に対する化学的グリコシル化の効果を解析した。マンノースと2種の二糖類似体から開始して種々の半合成糖複合誘導体を調製した。グリカンは,リジンとの選択的反応による蛋白質グリコシル化で必要となるためにアノマー位でチオシアノメチル基により活性化した。グリコシル化部位と種々のネオ糖蛋白質のグリコシル化部位と免疫原性活性のEx vivo評価を行った。グリコシル化はTB10.4蛋白質の免疫学的活性を改変しなかった。同様に,Ag85Bは,グリコシル化後にそのB細胞活性を維持したがT細胞応答の有意な減少を示した。この結果は,in silicoと組み合わせて予測した推定B細胞およびT細胞エピトープと相関が見られた。組換えTB10.4では,特徴的なリジンがいずれのT細胞エピトープに含まれていなかった。主なグリコシル化部位として同定したAg85BのLys30がT細胞エピトープ形成に関与する最も重要な部位であることを見出し,そのグリコシル化がT細胞活性に強く影響することを合理的に説明した。さらに,種々のエピトープ(Lys103,Lys123およびLys282)に含まれる追加リジンもグリコシル化された。対照的に,Ag85BのB細胞エピトープリジンはグリコシル化が不十分であるために,Ag85Bの抗体相互作用は単糖または二糖とのカップリング後わずかに影響されるだけであった。(翻訳著者抄録)
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分類 (5件):
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分子構造  ,  生物学的機能  ,  計算機シミュレーション  ,  免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  ,  抗細菌薬の基礎研究 
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