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J-GLOBAL ID：201702288294047972   整理番号：17A1697772

Cabernet SauvignonおよびMerlotの副梢果房を用いた赤ワインの醸造

Red winemaking using lateral shoot grapes of Cabernet Sauvignon and Merlot

著者 (2件)： 岸本宗和 (山梨大 ワイン科学研究セ) ,  山本哲楠 (山梨大 生命環境 農場)
資料名： 日本醸造協会誌  (Journal of the Brewing Society of Japan)
巻： 112  号： 11  ページ： 758-764  発行年： 2017年11月15日 
JST資料番号： F0481A  ISSN： 0914-7314  CODEN： NJKYES  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Cabernet SauvignonおよびMerlotの新梢伸長期に摘心と花穂の切除を行って得られる副梢果房について,果実品質および副梢果房を用いた赤ワインの成分組成について検討した。Cabernet SauvignonおよびMerlotの摘心摘房処理区の開花,着色開始,収穫の時期は対照区と比較して1ヶ月以上遅くなった。摘心摘房処理区の着色開始から収穫までの最高および最低気温の平均は対照区と比較して5.2-8.0°C低くなり,冷涼な秋にブドウの成熟を移行できることが示された。摘心摘房処理区の副梢果房は,対照区と比較して果皮アントシアニン含有量が2倍以上多く含まれ,醸造されたワインの色調が濃かった。副梢果房を用いる本栽培方法は,温暖化が進む我が国のブドウ栽培にとって温暖化対応技術の一つとして期待される。(著者抄録)

シソーラス用語： *ブドウ ,  *ぶどう酒 ,  果実【器官】 ,  *ぶどう酒醸造 ,  温暖化 ,  *製造試験
準シソーラス用語： *カベルネ・ソービニヨン ,  *メルロー ,  *副梢果房 ,  成分分析 ,  *栽培条件 ,  品質評価 ,  *収穫時期

分類 (2件)： ぶどう酒  (FK04024X) ,  果樹  (FC03042G)

引用文献 (23件)：

• H. Fraga, A. C. Malheiro, J. Moutinho-Pereira and J. A. Santos: Food Energy Secur., 1, 94-110 (2012)
• M. R. Mozell and L. Thach: Wine Economics and Policy, 3, 81-89 (2014)
• L. B. Webb, P. H. Whetton and E. W. R. Bar-low: Clim. Res., 36, 99-111 (2008)
• D. I. Jackson and P. B. Lombard: Am. J. Enol. Vitic. 44, 409-430 (1993)
• 苫名孝, 宇都宮直樹, 片岡郁雄 : 園学雑, 48, 261-266 (1979)

タイトルに関連する用語 (3件)： 果房 ,  赤ワイン ,  醸造