文献

J-GLOBAL ID：201702288443630174   整理番号：17A0509571

抗腫瘍効果を有するバシトラシン系白金ナノ粒子の生物学的に刺激された自己組織化

Biologically inspired self-assembly of bacitracin-based platinum nanoparticles with anti-tumor effects

著者 (10件)： Yin Tian (Applying Chemical Key Lab of Hebei Province, Department of Biological Engineering, Yanshan University, No. 438 Hebei Street, Qinhuangdao, 066004, China. [e-mail]) ,  Wang Zi ,  Li Xiaoling ,  Li Yanji ,  Bian Kexin ,  Cao Weiwei ,  He Yuchu ,  Liu Huan ,  Niu Kang ,  Gao Dawei
資料名： New Journal of Chemistry  (New Journal of Chemistry)
巻： 41  号： 8  ページ： 2941-2948  発行年： 2017年 
JST資料番号： H0785A  ISSN： 1144-0546  CODEN： NJCHE5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 近年,様々な生物医学的応用のためにバイオテンプレートを用いて貴金属ナノ粒子を製造することへの関心が高まっており,非常に簡単で環境に優しい調製法によって低コストの方法を見出すことが望まれている。本研究では,新規な自己組織化超構造体,すなわちバシトラシン-白金ナノ粒子(Bac-PtNPs)を温和な条件下で設計し調製した。バシトラシンは,特定の構造を形成するための自己組織化,およびナノ材料を形成するための核生成サイトを提供する白金ナノ粒子の認識の2つの目的を有した。24時間のpH2.0で,バシトラシンとPtCl₄水溶液のインキュベーションによって,球状の鎖状Bac-PtNPを調製した。そのナノ粒子は,水溶液中で安定である面心立方(fcc)結晶であった。バシトラシン表面上の-NHおよび-OHなどの官能基は,結合部分として役立ち,Ptナノ粒子の初期成長を仲介した。優れた治療効果を示す抗腫瘍効果を,in vitroおよびin vivoの両方で確認した。本研究により,抗腫瘍ナノ複合体の設計および調製のための簡単で効果的なプラットフォームを紹介し,生物医学分野におけるそれらの潜在的な応用を強調した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *抗腫瘍作用 ,  *ナノ粒子 ,  *ペプチド系抗生物質 ,  *自己組織化 ,  グリーンケミストリー ,  原価 ,  核形成 ,  調製 ,  結晶構造 ,  基 ,  結合部位 ,  in vitro実験 ,  in vivo実験 ,  臨床医学 ,  効果 ,  有効性 ,  *ナノ複合材料
準シソーラス用語： *バシトラシン ,  官能基 ,  基質結合部位 ,  治療効果 ,  生物医学 ,  低コスト ,  *白金ナノ粒子 ,  面心立方構造

分類 (2件)： 医用素材  (GA05040H) ,  抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A)

タイトルに関連する用語 (6件)： 抗腫瘍効果 ,  バシトラシン ,  白金ナノ粒子 ,  生物学 ,  刺激 ,  自己組織化