抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,気泡流の液相乱流の変化特性と,その要因について調査するために,鉛直管内を上昇する,空気-水気泡流について,ボイド率分布と液流速データを測定し,ボイド率分布が及ぼす乱流変動速度,およびパワースペクトル密度への影響が調査された。実験では,透明上昇流管路(内径20mmの下部管に,内径50mmの上部管が続くもの)を使用し,下部配管に気泡発生器(BG)が設置された。実験条件は,低液相流束(j
L20)では,流速が1.59~2.12m/s,高液流束では流速が3.19m/s以上とした。二相流は高速度ビデオ観察された。管内を上昇する,空気-水気泡流について,ボイド率分布と液流速データが測定され,ボイド率分布が及ぼす乱流変動速度と,パワースペクトル密度への影響が調査された。また液相乱流構造の変化の要因が考察された。管中心軸上での気液二相流の乱流変動速度は,気相流束の増加と共に高くなり,他方で液相流束が増加しても,必ずしも乱流変動速度が増加しない現象があることが示された。気液二相流におけるPSD解析の結果,単相液流の-5/3乗スペクトルから離れた,-1/2乗と-3乗の勾配のスペクトルが示され,特定周波数帯で乱流強度が卓越することがわかった。