文献

J-GLOBAL ID：201702288542459771   整理番号：17A1370264

災害情報システムにおけるビッグデータの利用

著者 (1件)： 畑山満則 (京大 防災研 巨大災害研究セ)
資料名： 環境技術  (Journal of Environmental Conservation Engineering)
巻： 46  号： 10  ページ： 550-555  発行年： 2017年10月20日 
JST資料番号： S0796A  ISSN： 0388-9459  CODEN： KAGIDX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,災害時の情報システム利用について考察を行う。特に,近年注目されているビッグデータ解析が実際の災害対応に活用されるにはどのようなプロセスを経る必要があるのかについて,事例を交えて解説するものとする。2016年4月に発生した熊本地震において携帯端末の運用データを活用して避難場所の同定を試みた事例をもとにして,ビッグデータの実践活用について考察をしてみたい。データとしてNTTドコモ社の形態電話ネットワークの運用データから作成される人口統計であるモバイル空間統計を用いることにした。モバイル空間統計を中心に,国土数値情報・国土基盤地図情報などのオープンデータを利用し,避難所の同定を行う。その結果,ビッグデータによる避難所同定には,従来手法では捉えられなかった避難場所を捉えることができるが,すべての避難場所を捉えられるわけではないことが示唆された。

シソーラス用語： 対策 ,  データ ,  *利用 ,  *防護施設 ,  *同定 ,  統計 ,  ARMAモデル ,  Web【情報システム】 ,  分析
準シソーラス用語： 災害対応 ,  ビッグデータ ,  *ビッグデータ利活用 ,  *避難場所同定 ,  避難場所 ,  モバイル空間統計 ,  ARIMAモデル ,  ツイッター ,  ツイッター分析

分類 (3件)： 自然災害  (RA02030M) ,  電話・データ通信・交換一般  (ND11010T) ,  災害・防災一般  (RA02010Q)

タイトルに関連する用語 (2件)： 災害情報システム ,  ビッグデータ