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J-GLOBAL ID：201702288640537518   整理番号：17A0777192

北方型住宅向けエネルギー管理システムに関する開発研究

A Study of Home Energy Management Systems for Northern Houses

著者 (8件)： 川村淳浩 (独立行政法人国立高等専門学校機構 釧路工業高等専門学校) ,  林裕樹 (独立行政法人国立高等専門学校機構 釧路工業高等専門学校) ,  森太郎 (国立大学法人北海道大学) ,  梶原秀一 (国立大学法人室蘭工業大学) ,  千田和範 (独立行政法人国立高等専門学校機構 釧路工業高等専門学校) ,  野口孝文 (独立行政法人国立高等専門学校機構 釧路工業高等専門学校) ,  荒井誠 (公益財団法人釧路根室圏産業技術振興センター 釧路工業技術センター) ,  内海洋 (株式会社アクト)
資料名： Journal of the Japan Institute of Energy (Web)  (Journal of the Japan Institute of Energy (Web))
巻： 96  号： 4  ページ： 112-120(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1021A  ISSN： 1882-6121  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,寒冷地住宅の快適性を損なわずにエネルギー消費量を低減するため,ICTと日射エネルギーを効果的に活用する北方型住宅向けエネルギー管理システム(HEMS)の構築を目的としている。この中核技術が,在室者の周囲の温度と照明を調節する室内環境制御システムと,換気のために導入される低温の外気を蓄熱した日射エネルギーで温める換気昇温器を備えた太陽熱利用システムである。前者は居室全体の平均室温や照度を上げないことで無駄なエネルギー消費量を抑えることを狙いとし,後者は貯湯タンクの蓄放熱効率を上げることで太陽熱利用システムの総合効率を向上することを狙いとした。これらの実証に向けて,既設の北方型実験住宅に太陽光発電システムやHEMSコントローラとともに上記の中核技術を適用した。在室者の周囲の温度と照明の調節には,在室者を検知して採暖や照度を制御する専用のモジュールを組み込んだ。平成25年12月初めから平成26年3月末までの期間稼動させた結果,換気昇温器を備えた太陽熱利用システムの有効性が見い出され,システム全体として快適性の改善に向けた知見と灯油使用量の低減に向けた示唆が得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： 寒冷地 ,  建物管理 ,  住宅設備 ,  管理システム ,  *技術開発 ,  *快適性 ,  エネルギー消費 ,  *省エネルギー ,  太陽エネルギー ,  情報技術 ,  通信技術 ,  *HEMS ,  *温度制御 ,  *調光 ,  システム ,  屋内環境 ,  空気 ,  換気 ,  貯槽 ,  *製品開発 ,  *住宅 ,  実物試験 ,  センサ ,  性能評価 ,  暖房 ,  空調システム
準シソーラス用語： 住宅管理 ,  エネルギー管理システム ,  消費エネルギー ,  *省エネルギー技術 ,  ICT ,  *温度調節 ,  *照明制御 ,  太陽熱システム ,  太陽熱利用システム ,  室内環境 ,  外気 ,  貯湯タンク ,  *実験住宅 ,  太陽光発電システム ,  暖房・換気・空調システム

著者キーワード (6件)： 住宅向けエネルギー管理システム ,  北方型住宅 ,  日射エネルギー ,  HEMS ,  Northern house ,  Solar energy

分類 (4件)： 太陽エネルギー  (LB03030Q) ,  太陽光発電  (NB03090G) ,  太陽エネルギー利用機器  (QE05020H) ,  建物内の給排水・衛生設備  (RB06020G)

引用文献 (5件)：

• 1) Hokkaido Government Ed., Energy Consumption Actual Situation Analysis Survey of Civil Area Sector in Hokkaido, pp.3-15, 2011 (in Japanese):北海道,道内民生部門のエネルギー消費実態等分析調査, pp. 3-15, 2011
• 2) Kim, S.; Kono, R.; Satoh, M.; Kindaichi, S.; Akamine, Y.; Mae, M.; Sakamoto, Y., J. Environ. Eng. AIJ, 76(660), 169-176 (2011):金秀耿ほか,日本建築学会環境系論文集,76(660), 169-176 (2011)
• 3) Kikuchi, K.; Suetsugu, T.; Satoh, T.; Hamada, U., NEC Technical Report, 65(1), 65-68 (2012):菊地恭介,末次剛,佐藤剛,濱田宇一,NEC技報,65(1), 65-68 (2012)
• 4) Hokkaido Government Ed., The Northern Houses (in Japanese), 2012:北海道,北方型住宅パンフレット,2012
• 5) 4 National College of Technology in Hokkaido, Study on Environmental System of the Northern Experimental House - Realization of the Super Energy-saving House using the Active Control Heating -, 2010, Business Report of the Northern Advancement Center for Science and Technology, pp. 4, 2011 (in Japanese):道内4高専,北方型住宅の環境システムに関する研究(アクティブ制御暖房を用いた超省エネルギー住宅の実現),次世代型技術研究開発事業(産学官共同研究プロジェクト),公益財団法人北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)平成22年度事業報告書,pp. 4, 2011

タイトルに関連する用語 (4件)： 住宅 ,  エネルギー管理システム ,  開発 ,  研究