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J-GLOBAL ID:201702288793561551   整理番号:17A0539270

ICSIによって作成したウマの受精卵における前核形成中の5-メチルシトシンと5-ヒドロキシメチルシトシンのダイナミクス

Dynamics of 5-methylcytosine and 5-hydroxymethylcytosine during pronuclear development in equine zygotes produced by ICSI
著者 (4件):
資料名:
巻: 10  号: Mar  ページ: 10:13 (WEB ONLY)  発行年: 2017年03月 
JST資料番号: U7028A  ISSN: 1756-8935  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:大域的なエピジェネティックリプログラミングは全能性を確立するために受精卵の発達過程で必要であると考えられている。マウスで報告された古典的モデルでは,ゲノムワイドなDNAメチル化は父親と母親のゲノムでは異なっている。父親のゲノムはten-eleven translocation(TET)による動的DNAメチル化が生じ,これは最初の細胞周期の終わりで完成する。TET酵素は5-メチルシトシンを5-ヒドロキシメチルシトシンへと酸化するので,後者はDNAの脱メチル化に向けた中間体であると考えられている。一方母親のゲノムは動的脱メチル化から保護されており,複製依存的なDNA脱メチル化が生じる。しかし,いくつかの種ではこの古典的モデルで記述された非対称的な脱メチル化過程を示さず,5-メチルシトシンと5-ヒドロキシメチルシトシンが,最初の細胞周期中に両方の親のゲノムに存在する。本研究では,ビトロで作成されたウマ受精卵における前核形成中の5-メチルシトシンと5-ヒドロキシメチルシトシンのレベルの変化を,免疫蛍光染色を使って評価した。結果:5-メチルシトシンと5-ヒドロキシメチルシトシンは,ICSIによって作成した馬受精卵の前核形成中に同じ強度で両親のゲノムに存在した。しかし5-メチルシトシンと5-ヒドロキシメチルシトシンの局在は異なっており,5-ヒドロキシメチルシトシンはDNAに均一に分布しており,5-メチルシトシンは特定の領域に固まる傾向にあった。蛍光定量によって母親ゲノム中の5-メチルシトシンのレベルはPN1からPN2に増加したが,PN3とPN4には変化がなかった。父親のゲノムには違いが見られなかった。正規化した5-メチルシトシンのレベルは両親のゲノムで前核ステージ中保存されていた。結論:ウマでは最初の細胞周期で,前核での全DNAの脱メチル化の証拠が両親の細胞では見られず,古典的な非対照的な脱メチル化に従わないようであった。その代り,両親のゲノムは継続的で似たレベルのメチル化とヒドロキシメチル化が前核形成期間を通して見られた。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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生殖生理一般 

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