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J-GLOBAL ID:201702288888270954   整理番号:17A0499036

高温での単層カーボンナノチューブのRamanスペクトル 窒素雰囲気中での予処理試料は大気中での熱安定性が改善される

Raman spectra of single walled carbon nanotubes at high temperatures: pretreating samples in a nitrogen atmosphere improves their thermal stability in air
著者 (4件):
資料名:
巻: 19  号: 10  ページ: 7215-7227  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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300~1000Kの温度範囲で空気及び窒素雰囲気中で単層カーボンナノチューブ(SWCNT)の構造安定性と化学反応性を分析する,実験及び理論複合研究を示した。Ramanスペクトルのラディアルブリージングモード(RBM)領域の温度依存性は,空気中では不可逆であるが,窒素環境中では1000Kまでで可逆性である。密度汎関数理論(DFT)計算により,不可逆性はナノチューブ表面の固有欠陥上の分子酸素の解離化学吸着による,SWCNTの部分分解によることが分かった。酸素が部分的にナノチューブを開環し,Raman散乱で観測すると不均一な直径分布のセミチューブを生成する。対照的に,窒素環境中でのCNT加熱は,窒素添加SWCNTの生成に至るようである。DFT計算により一般的に最も普通の窒素ドーピングタイプ(例えばピリジン,ピロール,及び置換型の)は,RBM周波数の位置を変更し,周辺モードの周波数シフトと強度変化も起こす。しかし,スペクトルの計算値と測定値を系統的に比較することにより,ナノチューブ表面のN種の可能な吸着立体配置を推測することができた。興味深いことに,前もって窒素にさらしたSWCNTを種々の温度(最大1000K)で空気と相互作用させると,RBM領域はほとんど変化せず,つまり窒素予処理SWCNTを実環境での高温での応用に,より適切なカーボンナノ構造として定義した。カーボンナノチューブの直径を保ち,カーボン壁の欠陥治癒を誘発してカーボンナノチューブの安定性を改善する,成長後の熱処理過程を実行した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (3件):
分類
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炭素とその化合物  ,  無機化合物一般及び元素  ,  無機化合物の赤外スペクトル及びRaman散乱,Ramanスペクトル 

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