文献

J-GLOBAL ID：201702288963109325   整理番号：17A0287961

散発性結腸直腸がん患者におけるマイクロサテライト不安定性の臨床的重要性,および兆候との関連性

Clinical Significance and Prognostic Relevance of Microsatellite Instability in Sporadic Colorectal Cancer Patients

著者 (7件)： COPIJA Angelika (Medical Univ. Silesia, Bytom, POL) ,  COPIJA Angelika (Regional Specialised Hospital No. 4 in Bytom, Bytom, POL) ,  WANICZEK Dariusz (Medical Univ. Silesia, Bytom, POL) ,  WITKOS Andrzej (Regional Specialised Hospital No. 4 in Bytom, Bytom, POL) ,  WALKIEWICZ Katarzyna (Medical Univ. Silesia, Bytom, POL) ,  NOWAKOWSKA-ZAJDEL Ewa (Medical Univ. Silesia, Bytom, POL) ,  NOWAKOWSKA-ZAJDEL Ewa (Regional Specialised Hospital No. 4 in Bytom, Bytom, POL)
資料名： International Journal of Molecular Sciences (Web)  (International Journal of Molecular Sciences (Web))
巻： 18  号： 1  ページ： WEB ONLY  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： U7038A  ISSN： 1422-0067  CODEN： IJMCFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： マイクロサテライト不安定性(MSI)は,複製エラー表現型のマーカーである。これは,DNAミスマッチ修復過程(MMR)の障害に起因し,結果としてDNA複製精度,および複製後DNA修復のメカニズムは無効となっている。MSIは,結腸直腸がん(CRC)の病因の10%~20%を占める。MMR状態が,5-フルオロウラシル(FU)を用いた化学療法の予測要因としての価値をもつかは不明である。全米総合がんネットワークの更新ガイドラインによれば,MSI試験は,ステージII CRCのすべての患者に推奨されている。その理由は,この試験によってMSI-H(高頻度MSI)腫瘍患者が予測でき,そして,この患者では5-FUベースのアジュバント化学療法が有益でない可能性があるためである。転移性疾患患者の予測要因としてのMSI状態の重要性は確認できなかった。MSI状態と抗プログラム細胞死1受容体阻害剤による治療の有効性との関連については,更なる研究が必要である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 結腸腫瘍 ,  直腸腫瘍 ,  *マイクロサテライト ,  *不安定性 ,  DNA修復 ,  ミスマッチ修復 ,  薬物療法 ,  腫瘍 ,  CD抗原 ,  薬物 ,  予測 ,  窒素複素環化合物 ,  有機フッ素化合物 ,  ウレア化合物 ,  ヒドロキシ化合物
準シソーラス用語： アジュバント化学療法 ,  プログラム細胞死1受容体 ,  *結腸直腸癌 ,  阻害剤 ,  転移性疾患

分類 (3件)： 発癌機序・因子  (GE02020C) ,  消化器の腫よう  (GH04000D) ,  腸  (EJ06040N)

物質索引 (1件)： 5-フルオロウラシル

タイトルに関連する用語 (7件)： 結腸直腸がん ,  患者 ,  マイクロサテライト不安定性 ,  臨床 ,  重要性 ,  兆候 ,  関連性