ナノ粒子媒介磁気ランキングを用いる循環型腫瘍細胞フェノタイプに関するダイナミクスの追跡

POUDINEH Mahla; ALDRIDGE Peter M.; AHMED Sharif; GREEN Brenda J.; KERMANSHAH Leyla; NGUYEN Vivian; TU Carmen; MOHAMADI Reza M.; NAM Robert K.; HANSEN Aaron; SRIDHAR Srikala S.; FINELLI Antonio; FLESHNER Neil E.; JOSHUA Anthony M.; SARGENT Edward H.; KELLEY Shana O.

文献

J-GLOBAL ID：201702288979436540 整理番号：17A0467933

ナノ粒子媒介磁気ランキングを用いる循環型腫瘍細胞フェノタイプに関するダイナミクスの追跡

Tracking the dynamics of circulating tumour cell phenotypes using nanoparticle-mediated magnetic ranking

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資料名：
巻： 12 号： 3 ページ： 274-281 発行年： 2017年03月
JST資料番号： W2059A ISSN： 1748-3387 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

癌性腫瘍の転移は,遠隔部位に移動して二次腫瘍を形成する循環細胞のリリースにより起こる。したがって,全血中に,まれに循環する腫瘍細胞(CTC)の異種フェノタイプをプロファイリングすることは,複雑な動力学的特性を有する潜在的臨床マーカーを解明する上で,極めて重要である。しかし,対象とするCTCは,標準的な血液細胞中には,ppbレベルという極めて低い濃度でしか存在しないことから,作業は困難となっている。そこで,本研究において著者らは,ナノ粒子を用いる新規手法により,CTCの特性評価を試みた。具体的には,磁気細胞分離法により,CTC表面に発現したフェノタイプをベースとしてCTCプロファイルを分類した。著者らは,本方法を実行するに当たり,マイクロ流体チップを用いて全血サンプルを処理した。本研究の手法では,フェノタイプにより異なる表面マーカーの発現に基づき,単細胞レベルの解像度でCTCを分類することが可能であるが,マーカーの読み出しは,磁気ナノ粒子を利用することで行う。本技術を,マウス由来未処理血液に適用したところ,CTCの動的フェノタイプを,腫瘍の成長や攻撃性の関数として捉えることが可能であることをわかった。また,本研究の磁気細胞分離法の,癌患者由来血液サンプルへの適用も試みた。

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生物科学研究法一般 , 生物物理的研究法 , 蛋白質・ペプチド一般 , 細胞学一般 , 細胞生理一般 , 血液検査 , 基礎腫よう学一般 , 電磁気学一般

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