抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】典型的なA型胸腺腫の臨床病理学的特徴,免疫組織化学的表現型および鑑別診断を調査するために,それらの臨床病理学的特徴を調査する。方法 2004年から2016年までの3例の非典型的なA型胸腺腫の臨床病理資料及びフォローアップ資料を収集し、光学顕微鏡観察及び免疫組織化学染色を行い、関連文献に対して復習を行った。結果:3例の患者はすべて男性で、平均年齢は59歳であった。臨床所見は前縦隔腫瘍であった。腫瘍の最大径は4~6cmで、一部は包膜があり、灰白質-灰褐色、多結節状、質は均一で細く、嚢胞性壊死と壊死が見られた。組織学的には、短い紡錘形、卵形細胞を主とし、片状、紋様状或いは渦巻き状の配列を呈し、マイクロカプセル、腺様構造、rosettes構造及び血管外皮腫様構造を認めた。腫瘍細胞は豊富で、軽度の異形で、核分裂像(4~5)/10 HPFで、すべて壊死が見られた。免疫組織化学染色によると、腫瘍性上皮は広いサイトケラチン(CKpan、AE1/AE3)、CK19、p63、ビメンチンが強い陽性を示し、上皮細胞膜抗原は陽性で、主に腺様構造の空洞縁に発現している。CK20,CD20,CD5,CD117は陰性であった。間質性リンパ球は主にCD3とCD5を発現し、CD20は個別に陽性で、末端デオキシヌクレオチド転移酵素(TdT)は陰性であった。腫瘍細胞のKi-67陽性指数は15.2%~26.4%であり、3例の患者は術後9~27カ月のフォローアップを行ったが、いずれも再発または転移がなかった。結論:典型的でないA型胸腺腫はA型胸腺腫の一つの亜型であり、ある程度の典型性があり、例えば壊死、核分裂像の増加、増殖指数の上昇など、これらの組織学的変化とその生物学的行為の関係は依然として更なる研究が必要である。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】