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J-GLOBAL ID：201702289115065762   整理番号：17A0211754

広がる加速器の利用 中性子 加速器中性子源の利用 中性子非弾性散乱を用いた固体物性の研究

Condensed Matter Research Using Neutron Inelastic Scattering

著者 (1件)： 佐藤卓 (東北大 多元物質科研)
資料名： 加速器  (Journal of the Particle Accelerator Society of Japan)
巻： 13  号： 4  ページ： 208-213  発行年： 2017年01月31日 
JST資料番号： L5541A  ISSN： 1349-3833  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 磁気構造解析はそれ自体が他の手法では非常に困難であり,中性子散乱の独壇場である。J-PARCに代表されるMW級陽子加速器から創られる中性子ビームはフラックスが強力であるだけでなく,パルスであり,パルス中性子分光法という極めて効率的な非弾性散乱実験を可能にする。本稿ではまず,中性子非弾性散乱の原理を示した。次に,中性子非弾性散乱の実験手法を,定常中性子,パルス中性子,その他の非弾性散乱に分けて測定方法を論じた。さらに,中性子非弾性散乱の研究例として,結晶場分裂,非反転対称下の強磁性マグノン励起を紹介した。

シソーラス用語： *中性子散乱 ,  *非弾性散乱 ,  加速器 ,  中性子源 ,  中性子 ,  中性子ビーム ,  スペクトル ,  *スペクトロスコピー ,  中性子スペクトロメータ ,  中性子モノクロメータ ,  マグノン ,  スペクトル線分裂 ,  結晶場
準シソーラス用語： パルス中性子 ,  結晶場分裂 ,  散乱スペクトル ,  *中性子非弾性散乱 ,  加速器駆動中性子源

分類 (1件)： 中性子回折法  (BK01060A)

引用文献 (7件)：

• S. W. Lovesey, Theory of neutron scattering from condensed matter (Oxford University Press, Oxford, 1984).
• J. A. Rodriguez, D. M. Adler, P. C. Brand, C. Broholm, J. C. Cook, C. Brocker, R. Hammond, Z. Huang, P. Hundertmark, J. W. Lynn, N. C. Maliszewskyj, J. Moyer, J. Orndorff, D. Pierce, T D. Pike, G. Scharfstein, S. A. Smee and R. Vilaseca, Meas. Sci. Technol. 19, 034023 (2008); M. Kempa, B. Janousova, J. Saroun, P. Flores, M. Boehm, F. Demmel and J. Kulda, Physica B 385-386, 1080 (2006).
• F. Mezei, Z. Phys. 255, 146 (1972) .
• B. Alefeld, T Springer and A. Heidemann, Nucl. Sci. and Eng. 110, 84 (1992).
• I. Nakanowatari, R. Morinaga, T Onimaru and T. J. Sato, Phys. Rev. B 76, 184427 (2007).

タイトルに関連する用語 (6件)： 加速器 ,  中性子 ,  中性子源 ,  中性子非弾性散乱 ,  固体物性 ,  研究