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J-GLOBAL ID:201702289196868270   整理番号:17A0418881

情報保護技術と統計 最強攻撃者モデルにおける履歴データのプライバシー保護

著者 (2件):
資料名:
号: 276  ページ: 14-20  発行年: 2017年03月10日 
JST資料番号: L5366A  ISSN: 1343-5647  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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k-匿名化では性別,年齢,住所といった疑似IDの値から個人IDを探し出すことを防ぐために,疑似IDを粗い精度の表現に変換してデータベース中で少なくともk人が同じ値となるようにする。本論文では,履歴データの匿名化と再識別コンテストPWSCUP(Privacy WorkShop CUP)と著者らによる匿名化手法について述べた。まず,購買履歴,移動履歴,Web閲覧履歴,医療履歴などの履歴データにk-匿名化を施すとデータの有用性が著しく損なわれることを説明した。次に,PWSCUPでは真の個人データから個人IDを除いた属性データと履歴データを持つ最大知識攻撃者モデルを採用しており,1)cmae(cluster mean of absolute error),2)subset,3)jaccard,4)topitemといった有用性指標を用いることを示した。特に,顧客IDと属性データからなる表Mと顧客IDと履歴データからなる表Tを分離しているとき,3)はTで購入している商品集合と匿名加工後の表T’で購入している商品集合に対するJaccard距離であり,著者らはこの条件を維持する再識別手法を提案した。また,Jaccard距離の条件を満たす顧客をまとめたクラスタと顧客の履歴データのランダム化,及び有用性維持を両立させるクラスタ編成手法について説明した。
シソーラス用語:
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分類 (2件):
分類
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データ保護  ,  システム・制御理論一般 
引用文献 (6件):
  • Sweeney L. Achieving k-anonymity privacy protection using generalization and suppression. International Journal on Uncertainty, Fuzziness, and Knowledge-based Systems, Volume10,Issue.5, 571-588. 2002
  • Sweeney L. k-Anonymity: A Model for Protecting Privacy. International Journal on Uncertainty, Fuzziness and Knowledge-based Systems. Volume 10, Issue 05, 557-570. 2002
  • 小栗秀暢・菊池浩明・中川裕志・野島良・濱田浩気・村上隆夫・山岡裕司・山口高康・渡辺知恵美.匿名加工・再識別コンテストPWSCUP2016の報告~安全性と有用性の評価~.2017年暗号と情報セキュリティシンポジウム.2D1-1.2017
  • 野島良・小栗秀暢・菊池浩明・中川裕志・濱田浩気・村上隆夫・山岡裕司・山口高康・渡辺知恵美.購買履歴データの匿名加工における距離関数を使った指標設計法.2017年暗号と情報セキュリティシンポジウム.2D1-3.2017
  • 中川裕志・出町彰啓・中川拓麻.パーソナル履歴データに対する匿名化と再識別.2017年暗号と情報セキュリティシンポジウム.2D1-5.2017
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タイトルに関連する用語 (5件):
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