抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:増殖型糖尿病網膜症(PDR)の発生、進行におけるmiR-195の作用及び機序を検討する。方法:PDR患者56例(観察群)、特発性黄斑円孔患者30例(対照群)を選択し、いずれも片側発症であった。両群は通常の硝子体切除術を受け、観察群の術中に硝子体及び網膜前増殖膜組織を採集し、対照群は硝子体及び内境界膜組織を採集した。リアルタイム蛍光定量PCR法により,2群の硝子体と膜組織におけるmiR-195と高移動度蛋白質B1(HMGB1)mRNAの相対発現量を測定し,Western blotting法により2群のHMGB1タンパク質の相対発現量を測定した。観察群の硝子体、膜組織におけるmiR-195とHMGB1 mRNAの相対発現量の関係を分析した。結果:観察群の硝子体及び膜組織におけるmiR-195の相対発現量はいずれも対照群より低く、HMGB1 mRNAの相対発現量はいずれも対照群より高かった(P<0.01)。観察群におけるHMGB1蛋白質の相対的発現は0.94±0.11で,対照群では0.58±0.09であり,2群間では有意差が認められた(P<0.05)。観察群の硝子体及び膜組織におけるmiR-195とHMGB1 mRNAの相対発現量はいずれも負の相関を示した(rはそれぞれ-0.369、-0.508、P<0.05)。結論:PDRの硝子体と増殖膜組織におけるmiR-195の発現はすべて低下し、それはおそらくHMGB1の発現を負に調節することによってPDRの発生、発展に参与する。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】