文献
J-GLOBAL ID:201702289346563653   整理番号:17A1426433

マイクロRNA-125b上昇はNF-κB経路の活性化によるリウマチ様関節炎における炎症を促進する【Powered by NICT】

Elevated microRNA-125b promotes inflammation in rheumatoid arthritis by activation of NF-κB pathway
著者 (3件):
資料名:
巻: 93  ページ: 1151-1157  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0845C  ISSN: 0753-3322  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
マイクロRNA-125b(miR 125b)は,関節リウマチ(RA)で増加していることが報告されている。しかし,RAにおけるmiR-125bの役割は完全には解明されていない。RAにおけるmiR-125bの機能的役割と同様に,基になる機構を検討することを目的とした。RA患者と健常対照者の血清および滑膜組織におけるmiR-125bの発現を確認した。添加では,リポ多糖類(LPS)で刺激した線維芽細胞様滑膜細胞(FLS)におけるmiR-125bのレベルも測定した。FLSはmiR-125b類似体,アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)-miR-125b,NF-κB(IκB)-αのpcDNA阻害剤または対応する対照によって形質転換され,その後LPSにより刺激される,あるいは核因子カッパB(NF κB)阻害剤ピロリジンジチオカルバマート(PDTC)でインキュベートした。腫瘍壊死因子(TNF)-α,インターロイキン(IL)- 6とIL-1βとNF-κB経路重要因子リン-p65(p-p65)とIκB-αを含む炎症性サイトカインに対するmiR-125b発現異常の影響を評価した。ピアソン相関分析は,miR-125b発現および炎症性サイトカイン発現の間の関係を評価した。結果は,miR 125bのレベルは有意にRA血清と滑膜組織と同様に,LPSで刺激されたFLS(P<0.01)で増加したことを示した。miR-125bの過剰発現はTNF-α,IL-6,IL-1βおよび誘導p-p65(P<0.05またはP<0.01)が,IκB-α著しく減少した(P<0.05)の発現を増加させた。反対の結果は,miR-125bダウンレギュレーションにより得られた。さらに,miR-125bとTNF-α(R~2=0.7569, P<0.000),IL-6(R~2=0.8479, P<0.000),およびIL-1β(R~2=0.8037, P<0.000)の間に強い正の相関があった。さらに,炎症性サイトカインのアップレギュレーションレベルは顕著にPDTC(P<0.01)により減少し,さらにpcDNA IκBα(P<0.01)との共トランスフェクションによりダウンレギュレートされた。結論として,著者らの結果は,miR-125bはNF-κB経路の活性化によりRAの炎症を促進することを示唆する。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
運動器系の基礎医学  ,  細胞生理一般 

前のページに戻る