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J-GLOBAL ID：201702289346695832   整理番号：17A0800487

窒素含有置換アダマンタンの熱化学実験および計算のベンチマーキング

Benchmarking thermochemical experiments and calculations of nitrogen-containing substituted adamantanes

著者 (3件)： EMEL’YANENKO Vladimir N. (Univ. Rostock, Rostock, DEU) ,  NAGRIMANOV Ruslan N. (Kazan Federal Univ., Kazan, RUS) ,  VEREVKIN Sergey P. (Univ. Rostock, Rostock, DEU)
資料名： Journal of Thermal Analysis and Calorimetry  (Journal of Thermal Analysis and Calorimetry)
巻： 128  号： 3  ページ： 1535-1546  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： H0095C  ISSN： 1388-6150  CODEN： JTHEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究で,高精度燃焼熱量計を用いて,2-シアノアダマンタンの標準モルエンタルピーを測定し,蒸散法で測定した蒸気圧温度依存性から2-シアノアダマンタンと2,2-ジニトロアダマンタンの昇華標準モルエンタルピーを導出した。実験に加えて,含窒素アダマンタン誘導体に関する文献で入手可能な熱化学的データを収集した。示差走査熱量計でこれらの化合物の熱挙動と融解温度を検討し,融解のモルエンタルピーを得た。最も正確なG4レベルでの量子化学計算を行い,計算された生成気相エンタルピーは実験結果と一致した。嵩高い置換基によるジェミナル不安定化効果について,立体的な理由の証拠は,(ニトロ/ニトロ)相互作用が,2つの強い電子吸引性のシアノおよびニトロ基によって引き起こされる(シアノ/ニトロ)アダマンタンケージよりも約2倍大きいことである。置換アダマンタンおよび脂肪族置換アルカンの構造特性相関が見られ,単純なアルカンの生成エンタルピーが入手可能であるか,または高レベルの量子化学的方法を用いて計算される場合に,置換アダマンタンの生成気相エンタルピーの推定に使用することができる。

シソーラス用語： *生成熱 ,  *シクロアルカン ,  架橋化合物 ,  熱量測定 ,  蒸気圧 ,  *融解熱 ,  昇華熱 ,  示差走査熱量測定 ,  脂環式化合物 ,  第一アミン
準シソーラス用語： アダマンタン誘導体 ,  燃焼熱量測定

分類 (2件)： 熱化学  (CB02040L) ,  三環以上の炭素橋かけ多環化合物  (CF06110B)

物質索引 (9件)： 1-アミノアダマンタン ,  1-ニトロアダマンタン ,  1-シアノアダマンタン ,  1-アダマンタンカルボアミド ,  2,2-ジニトロアダマンタン ,  2-ニトロアダマンタン-2-カルボニトリル ,  2-ニトロアダマンタン ,  アダマンタン-2-カルボニトリル ,  N,N-ジメチルアダマンタン-1-カルボアミド

タイトルに関連する用語 (7件)： 窒素 ,  置換 ,  アダマンタン ,  熱化学 ,  実験 ,  計算 ,  ベンチマーキング