抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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経済産業省は,各地域の中小企業への取り組みを支援するため,全国19か所に「省エネルギー相談地域プラットフォーム(PF)」構築事業を展開している。PFの役割は,省エネに関するニーズの発掘や省エネ事例の紹介,省エネ診断の実施である。浜松市の浜松ロール工業(株)は,製版専業メーカーであり,主な電力消費設備は,2つのメッキラインとNC旋盤であるが,工場建屋,事務所の空調と照明の電力消費も多い。2011年の東日本大震災を契機に,電力デマンド監視装置を導入して節電活動に力をいれてきた。照明の間引きや夏季の空調温度の引き下げなどである。しかし,省エネ診断の結果,デマンド装置が有効に利用されていず,工場の空調装置の屋外機のフィンに埃がたまって目詰まりし,効率の悪い自動販売機が置かれていた。今後の課題として,次のことが挙げられる;(1)省エネ活動の組織化(2)月々のエネルギー使用量を見える化して,全員がエネルギー消費量を意識できるようにする(3)目標値を掲げて,最終的に経営指標に組み入れる。